NoName

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2/22/2024, 2:59:15 AM

0から、と言われて無から有を生みだせるわけがない
なにか書くものがないかと周りを見渡すと、ちょうど隣のテーブルの女性2人が目についた。目についた。というよりは耳についた、だろうか。先ほどからけたたましい笑い声を上げながら、学校の先生が〜などと何かしらの文句をドーナツ店の狭い店内に響かせている。
どうやら小学生の子供を持つ母親同士の御茶会のようだ。
普段なら単に、うるさいな。と迷惑に思う程度だたけれども、何かの題材となるのであれば、隣の迷惑客の大声トークに面白みも生まれてくるというもの。
おっと、これが0から何かが生まれた瞬間というわけか。