「友だちとの思い出」
大学に入学したあの春。
辛い辛い部活と受験勉強から解放されて、
やっと青春できるぞ!!
サークル入って、友達作って、遊びに行って、、!
とにかくめちゃくちゃワクワクしていた。
そんな浮かれた過去の自分に言いたい。
辛い辛い部活と受験勉強時代に励まし合ったことが
かけがえのない友だちとの思い出であって、
あの時の友だちは、大人になった今でも続いてるぞ。
なんなら昨日はその友達と7時間も電話したよ?笑
逆に、大学時代に何となく遊んでいたメンツは今どうしてるのかもわからないよ。
一緒に辛いことを乗り越えてはじめて友情というやつは深まるのかもしれない。
そしてそういう苦しい思い出が、大人になると
無性にキラキラ輝き出すのは何故だろう。
星空
この間、都会の喧騒が嫌になって、ふと
夜行バスに乗って高知に行った。
子供の頃の家族旅行はいつも高知だったから。
あの時は家族とワイワイ騒いでいたけど、
今回はひとり。
夜空を見上げると満点の星空が広がっていた。
「お母さんお父さん。そっちでも仲良くやってますか?
私は2人から見てどうですか。
相変わらずバカやなって思っとるかな?
でもね、私、結構がんばっとんよ。
東京でひとりでちゃんと暮らしとるんやで。
…
会いたいよ。
聞いて欲しい話、いっぱいあるよ。」
決めた。また高知に来よう。
ここに来たら、
綺麗な星になった両親とお話できるから。
神様だけが知っている
自分がいつこの世を去るかを。
医療の発達のおかげで、平均寿命は伸びた。
これって物凄く素敵な事やと思う。
だって大切な人と1秒でも長くいられるんだから。
でも、「人生は限りがあるから頑張れるんや。」
って好きなアニメで言ってたのを聞いて
それもそーやなって思った。
人生ゲームでゴールがあるように、
私の人生にも絶対にゴールがある。
いつそのゴールが訪れるかは分からへんけど、
ゴールする瞬間に幸せな気持ちやったらええな。
この道の先には何があるだろうか。
人生には数えきれないほどの分かれ道がある。
選んだ道の先が真っ暗で見えなくても、私は少ない手がかりを駆使して突き進んでいかなければならない。
時々
この道で合ってたのかな?
あの時に違う道を選んだら今より幸せだったのかな?
って思う時もある。
けれども、
自分がその時しっかり考えて下した決断なら、それでいいんだ。その決断に正解も不正解もない。
選んだ道が思ってたのと違うくても、その道のりを振り返った時に、「案外おもろい道やったわ」って思えたらそれだけでいい。
どんな道でも自分の進み方次第で、「おもろいもの」にできるはずだ。
真夏の海でただがむしゃらにヨットの練習に励んだ高校時代。海面から照り上がる強い日差しが身体中に刺さる。サングラスをかけていても目が痛い。肌は真っ黒に焼けた。髪は恐ろしい程に傷んだ。足には沢山のアザが出来た。SNSで見るキラキラした華のJ Kとはかけ離れた見た目をしていた。
けれども、そんな自分が好きだった。
あの風を斬る感覚。波に乗る快感。微かに感じる塩の味。いつも私が主役だと思わせてくれる太陽。
ただひたすらにヨットを走らせていた。ただそれだけの時間が、その軌跡が、私にとってはかけがえのないものだったのだ。
今は社会に出て、みんなと同じように容姿にもある程度気を配るようになった。メイクだって結構上手だし、髪だって綺麗になった。日焼け止めもくまなく塗っている。周りに綺麗になったね、垢抜けたねってたくさん言われる。
でも、少し、虚しいんだ。
上部だけ取り繕っているこの感覚が虚しいんだ。
あの、ただがむしゃらに足掻いた自分の愚直さ、純粋さが失われているような感じがして。
あぁ、日焼けなんて気にせずあの真っ直ぐな日差しにあたりたい。