あなたに会わずとも
あなたを感じ
あなたが途絶えて
あなたに出会ってる

深呼吸
口から吐き出されたもの
広く泡のように広がって
僕を包み込んでくれ
出来ることなら
そっと優しく

眼を閉じれば思い出す
昨日の夜の夢の続き
目を背けても想い出す
それぞれの日々とそれぞれの葛藤
調子いい時は一瞬で
そうでなければ振り出しで
賽の目6を出すよりも
賽の目1の方が唯一で
皆がそうだと楽だけど
皆がそうだと物足りない
知らないのではなく忘れてる
見えないのだけどそこにある
鳥にとっての空
魚にとっての海
花にとっての光
月と太陽
あなたにとっての…。
私にとっては……。

ほんの少し
違った景色を観たいだけ
街の明かりが点く頃の
その瞬間を感じてたい
できるのならば
永遠に

そっと願おう
普段から口にしてること
その想いは川を越え
二つの星を輝かせる

そっと願おう
普段は口に出せないこと
その祈りが橋を架け
二つの星は導かれる