大好きな君に僕は隠している事がある
この秘密を心に秘めて
僕は墓場まで持っていくだろう
君に対して後ろめたい気持ちは
あるけれど
それでもこの想いは大事にしたい
君の事は大切で愛しい存在だけど
多分この想いを伝えたら
君は傷ついてしまう
だから僕はこの想いを墓場まで持っていく
彼女は突然僕の前から消えた
彼女には沢山のありがとうの気持ちがある
彼女は自分の事は二の次で他人の幸せばかり考えて
自分が苦しくなる選択ばかりとる人だ
そんな彼女は突然音信不通になり
僕の前から周りから消え去った
彼女を想いもう10年以上経つ
彼女がもう現れない事も分かっている
彼女はそういう人だ
だから僕も前に進まなきゃいけない
でもこの想いだけは一生大切にしたい
だから大好きな君に僕はこの想いを秘密にして
このまま君を想いながら死なせてくれ
この秘密を墓場に持って行く為に
ひなまつり
またこの時期がやってきた
庭には桃の花が咲き乱れ
女の子は楽しそうにこちらを見ている
目を輝かせ心を躍らせ
豪華絢爛なこの飾り達を見ている
奥の方では料理が作られ
お吸い物やら餅やらあられやら寿司やら
彩り豊かな料理が机に用意されていき
女の子ははしゃいでいる
母親がこちらに視線をやり
その目は優しく
何処か儚げで
懐かしみながらこちらを覗く
あの小さかったあの子は
いつしか母親になり
女の子を授かり
その女の子はあの時のあの子の様な面影で
同じように目を輝かせ心を躍らせている
また桃の花が咲き乱れるこの季節で
逢いましょう
あなた達の成長を見守り
健やかに幸せになれるよう願います
たった1つの希望が
私の光になった
目の前が闇に包まれ
絶望な日々に苛まれ
私が私じゃないように感じ
塞ぎ込み
信じれなくて
何もかもが嫌になる
そんな夜を過ぎるのをただ待つだけ
そんな疲弊した私を
貴方だけは見つけてくれた
何度も傷つけ遠ざけたのに
貴方は傍に居てくれた
そんな途方もない貴方の優しさに
いつしか闇の中で一筋の光になった
優しい温もりの朝陽のように
私を導いてくれた
たった1つ
もし叶うことなら
貴方という光を
失わないように
私にとって希望の貴方に
私も貴方の光になりたい
貴方にとって私も希望でありたい
欲望が私を蝕む
どれだけ振り払おうとも
欲望が付いてまわる
どんなに自制しようと
欲望はそんな私を嘲笑う
私を苦しめて
悩まして
甘い蜜を与える
だけど欲望がなければ
私は私では無くなり
屍の様に生きることだろう
煩悩ばかりの私だけど
それこそが私であり
生きる目的なんだ
目的が生まれた時点でそれが
欲望なんだ
そして私はまた欲望に抱かれ
蝕まれ
私になってゆく
遠くの街へ向かいながら
ただ逢いたい
ただ伝えたい
そんな単純そうで複雑な表現が
難しく悩ましく
僕は今まで出来ずにいた
君が遠くに行ってやっと気づいた
いつかなんて来ないことを
当たり前が当たり前じゃないと
表現する大切さを教えてくれたのは君でした
言い訳や照れくさい気持ちを
全部取っ払い
ただ君に届けたい
逢って目と目を合わせて
愛してます
大好きです
傍に居たい
そんな気持ちを想いながら
僕は君の居る遠くの街へ
旅路を急ぐんだ