秋風
朝焼けの中海を見つめる
思いにふけりながら
私の頬に風が伝う
始まりか終わりか分からないような風が
カーテン越しの世界は暗黒だ
響くサイレン。颯爽と駆け抜ける風
次に目を開けると
その世界は希望に満ちた色に変わった
鳥のさえずり。セミの鳴き声。子供たちの声。
体を貫くような暑い日差し
蹴り飛ばされた布団が妙に寂しげに見えた
夏だ
去年の今頃を思い出した
青春と言われるならそうだった
あの歌の歌詞を思い出した。重ねた。
寂しくなった。
希望に満ちた君との世界
新しい出来事一つ一つが楽しかった。
手を取り合い。歩幅を合わせ、見つめ微笑む。
その時間はもうない。
今頃あなたはあの子の横で微笑んでいるのだろう。
新しいことにその子と喜びを感じているのだろうな。
幸せなのならもうそれだけで十分だ
でも、願いが叶うのなら
もう一度、会いたい
未だに夢の中で見るあなた
夢の中でまた、会いましょう。
私だけが知っている。秘密の場所で
今年の春
高校を卒業と同時に
一人暮らしを始めた…世界が広く見えた
これから始まる大学生活
ズボラな自分では心配になる一人暮らし
どれも、全てが私を空へ飛び立たせてくれた
知らない世界を…
6月に大学を辞めた
夢が分からなくなった。。
現実はそんなもん
高校時代、バイトで貯めたお金は100万近く
10月まで遊び続けた
免許を取り。ボロく安い中古の軽を買い、
行ったことのない県へ。。
運転をして2ヶ月で
20都府県を巡った。
自由になったつもりだった。
貯金が底を尽きた。ニートにも限界があった。
でも、何故か夢を見た。大丈夫だと
無論、無謀な考えであったために貯金は0
フリーターだ。
支払いが立て続けに。
死んでもいい。今の私は春とは違う
自由に空を飛んでいたあの頃とは違う
鷹のような美しい翼は
ペンギンのような飛べない翼になった。
かつては悠々と飛んでいた。
いや、今も飛んでいるのかもしれない。
私が飛べない翼と思い込んでいるだけで
飛べないのではなく
飛び続けるのが怖くなっているのだ
だから、飛べないふりをして防衛していた
違う。踏み出そう。諦めないで…
大きな未来へ。大きな翼で。。。
ススキ。
今日、初めて見つけたこのアプリ
お題を出されて書くポエム
なんでだろうか。
惹かれた。
魅了された。
文字を並べるだけ
その並べるだけが心を浄化させていく
優柔不断で見栄張りな私にとって
唯一、自分を見つめれる
まだ、降り立ったばかりのこの更地に
冷たく、暖かい風が吹く
布団に潜り指を動かす。考えるより先に…
でも何故だろうか。
私は感じる。見えている
壮大な野原。風になびくススキ達
まるでこの始まりを暖かく、
優しく包み込んでくれているような…
真っ白な野原を駆け回り、自分の色を流し込む