どすこい

Open App
12/4/2025, 9:33:36 AM

「冬の足音」

12/1/2025, 1:43:01 PM

「凍てつく星空」

吐く息も白く、凍えてしまいそうな冬の空。
部活帰り、すっかり暗くなった空と寒い空気。
凍てつくような星空と、前を行くあなたの後ろ姿。
振り返って夢を語るあなたは夜空に輝く星より輝かしくて、少し眩しささえ感じた。
眩しいあなたは空に登った月明かりで照らされていた。
いつだって私はあの時のあなたに憧れています。
あなたとさよならしてから1、2、3、年と過ぎて行きました。
今年の冬もあの凍てつく星空の季節がやってきました。
懐かしい通学路、道路は月明かりに照らされています。
あなたの語った夢は叶えられることがありませんでした。
あの日と同じ綺麗な星空と月がぼやけて見えます。
月が綺麗ですね、
いや、
月は綺麗でした。

11/30/2025, 11:12:52 AM

「君と紡ぐ物語」

こんにちは。
よかったら、私の友達になってくれない?
キラキラと輝くあなたの笑顔。
あなたはいつも私の手を引っ張って、いろんな場所に連れて行ってくれた。
いろんな景色を見せてくれた。
私はそんなあなたが大好きだった。
でも、みんなに優しいあなたに嫉妬した。
私だけを見てくれないあなたが嫌いだった。
あなたは私だけを見てくれるようになった。
涙ばかり流して、傷ついてしまったあなたを抱きしめることが幸せだった。
ごめんね。ごめんね。でも、あなたから声をかけたのに、私を見てくれないのが悪いのよ。
あなたはすっかり落ち込んで、弱ってしまった。
「私と一緒に死んで、、、」
もちろん!喜んで!!
ああ、これで本当にあなたは私のもの。
大好き。
大好きよ!!
君と紡ぐ物語に、そっと句点を打った。
ああ、私は世界でいちばんの幸せ者ね!!

11/30/2025, 7:30:42 AM

「失われた響き」
好き。
私も好きだよ。
あなたの笑顔。
、、、人は声から忘れていくらしい。
まだ大丈夫。
脳裏に鮮やかに蘇るあなたの声。
大丈夫。大丈夫。まだ、忘れていない。
、、、
好き。
私も好きだよ。
まだ、大丈夫。
、、、
好き。
、、、
あれ?

11/28/2025, 12:26:56 PM

「霜降る朝」

外へ出ると、はぁーっと吐く息が白い。
凍てつくような寒さ、草の上を歩くとサクサクと音がする。
心地の良い朝だが、こんな日は、大抵良いことがない。
あなたと行った山登り、笑いかけるあなたはふっと姿を消した。
後日、早朝、行方不明から“発見”されたあなたのまつ毛にも、今のように霜が降りていた。
白く、冷たいあなたの姿を思い出す。
あなたはいつだって美しい、私の最愛の人。
だけどきっと、あなたを思い出す時はあの姿を思い出すだろうと思った。
あなたは本当に美しい。
霜の降りるような早朝は、大抵良いことがない。
それでもやっぱり、私は冬の寒い朝が好きだ。

Next