7/3/2025, 2:27:38 PM
「遠くへ行きたい」
遠くへ行きたい。
私のことなんか知ってる人が誰も居ないところへ。
親の目なんか届かないところへ。
煩わしいしがらみなんかがないところへ。
ある日君は言っていた。
じゃあその時は一緒に行こうって言ったのに。
君は1人で行ってしまった。
屋上から飛び降りて真っ赤に染まった君の姿が脳裏を離れない。
7/2/2025, 1:19:39 PM
「クリスタル」
涙に濡れる君の目は、クリスタル。
僕だけの、大切な宝石。
泣き虫だった君は、大きくなって、あまりクリスタルを見せてくれないようになった。
だから、少し意地悪しても仕方がないよね。
ほら、僕だけのクリスタル。
7/1/2025, 1:38:49 PM
「夏の匂い」
海の匂いと、あなたの匂い。
打ち上げられた花火の匂いと、屋台の匂い。
半分こにして食べた、ポテトフライとクレープの匂い。
君と2人きりで行った花火大会。
きっとそれは、最初で最後。
あの夏の匂いも、もう遠い夢の中。
6/30/2025, 1:25:21 PM
「カーテン」
ゆらゆらと揺れるカーテン。
少し眩しい朝日。
しっかりとカーテンを締め直し、もう一度布団を被る。
今はもう少しだけ夢の中に居させて。
6/29/2025, 9:49:57 PM
「青く深く」
海はどこまでも、青く、深い。
だから時々、海を眺めていたら吸い込まれてしまいそうな気がして、少し怖くなる。
でも、その穏やかな流れに身を委ねてみたくなる。
どこまでも、どこまでも、深く沈んで、青に染まって、そのまま消えてしまいたい。