6/4/2023, 2:36:28 PM
狭い部屋
狭い部屋が怖い。
痛みはいつも弱いものに牙をむくから。
私は弱かったから、いつも私ばかりに痛みは振るわれるから。
狭い部屋で母はいつも叩いたから。
狭い部屋、そこには痛みが鮮明に残っていたから。
6/3/2023, 3:33:55 PM
失恋
彼と別れた後のこと。
「あ、あーくん!あのねやっと彼氏と別れられたよ!」
その女からは悲しみじゃない、嬉しい。
その感情だけが感じられたら。
別れたって、いい。
私は満たされないから、また違う男を漁る。
そして、その男よりいい奴を見つけたら別れてそいつと付き合う。
本当に愛してくれる人なんて見つからないから。
6/2/2023, 2:49:24 PM
正直
彼女は嫌いなの、だから近寄りたくもないの。
その彼女がいる教室で、大声で言う。
あんたのこと、結構気になってるんだよね。
好きな人に言う、無自覚だ。
彼女は昔、母についた嘘。
大嫌い、その言葉を言い捨てる。
その翌日に母は、死んだ。
謝れなかった、あの喧嘩。
もう、嘘は付きたくない。
もう、悲しい思いになりたくないから。
嘘が最後なんて、もういやだから。
6/2/2023, 7:12:33 AM
梅雨
雨が降るのは、私が泣くから。
叩かれて、痛いから。
私は望まれたわけじゃないから
母から嫌われて、みんなと違うから周りから煙たがられて、悲しいから。
こんな変な力を持って産まれたから。
涙が雨となり地に降り注ぐ。
私が死んだから、痛かったから誰かからの哀れみも雨になる。
5/22/2023, 12:28:15 PM
昨日へさよなら、明日との出会い
失恋のつらさを噛み締め、深い眠りにつく。
朝陽が上る頃、私の目元に光が届く。
暖かい中、起き上がる。
ふと、視線を感じた何かが私を見つめている。
窓をみると、男がいた。
その男は目を見開いてこちらを見つめる、それは恐怖から恋へと変わった。
そして恋は彼にも芽生えた。
ストーカーとなり私を守ってくれる、けど、運命を変えることは許されないから。
また新しい人を捜す。