重すぎる瞼を必死にこじ開けて授業を聞く
流石に2週間3時間睡眠は私も堪える
どれも全部君のせいだ
君と出会った日
その日から私は夜も眠れないほど君の事を考える
君のせいで授業もまともに聞けない
君のせいで私が私じゃなくなるみたい
君とまともに話せない
全部全部君のせい
私自身も分かっていたけど
こうでもしないと自分じゃなくなりそうだから
そういうことにしておこう
『眠れないほど』
毎日のように夢をみる
それは私の理想が全部詰まっているような
いつでもそこに引っ越したいくらい豪華な夢だった
でも6時30分には理想も何もない
ただのリアリティがある日常
幻滅する
勝手な理想に溺れて
追い求め続けていく
夢と現実の区別をつけなければ
いつか
夢か現実か分からなくなりそうなのに
『夢と現実』?
私ばっかりいつも焦って
バカみたい
また1人で勝手に悩みこんで
1人で勝手に堕ちていく
そんな私に希望を与えてくれた
私の運命の人
ロマンチックな言い方だけど
そうでもしないと笑みが零れそうだった
だから置いていかないで
さよならなんて言わないで
そんな願いは叶う訳もなく
また私は1人になった。
「さよならは言わないで」
学校はクラスメートから虐められる
あちら側からしたら暇つぶしのような場所だろう
でももう耐えられない もう行きたくない
教室を離れたら君がいる
クラスは違うけれど大切な友達だ
だから毎日会いたい 君といると楽しい
会いたいけど遭いたくない
行きたいけど生きたくない
光と闇の狭間で
わたしはどうすればいい?
走っても走っても縮まらない
この距離をどうしてくれるものか
歩いても歩いても分からない
いつになったら君に近づける?
[距離]