11/12/2024, 12:22:45 PM
一度はスリルを感じてみたい。
何度願っただろう。
殻の中に閉じこもっている私は
親の迎えを待つひよこのようだ。
そんな私に手を差し伸べてくれた
温かい温かい君の手
もう一生離すことのないよう
しっかりと握る私の手
これがスリルなんだね
そしてこれが恋
なんだね
11/11/2024, 11:00:16 AM
よく晴れた空。
行き交う人々の声。
漫画みたいな日だ。
そして私はその主人公みたいに
空を―。
飛べたらどんなに幸せだろう。
私は知っている。
あるだけ無駄なんだと。
今日もおもりをつけたまま一日を過ごす。
私には飛べない翼がある。
「飛べない翼」
11/9/2024, 12:57:39 PM
脳裏に浮かぶ君の顔。
小学生の君。中学生の君。高校生の君。大学生の君。社会人の君。そしてもう年老いていく君。
どれも私が見たかった君だ。
でも私の記憶は赤ちゃんの君で止まったままだ。
だから私は想像する。
君と笑い合い幸せそうにする姿を。
それがいつまでも続く日々を。
[脳裏]
11/8/2024, 7:17:44 AM
私と君はまるで正反対だ。
根暗な私と元気な貴方
君のようになりたい、君の隣に並んでもおかしくないように、そんな存在になりたい。
でも分厚いガラスのようなものが私達を遠ざける。
もう遅いんだ
君みたいな人にはなれない
「わたしとあなた」
11/6/2024, 10:18:50 PM
私の頬に雫が舞い落ちる。
ああ
なんて儚いんだろう
なんて虚しいんだろう。
私の気持ちも知らずに
雫は私を濡らす。
まるで君に抱きしめられているかのように。
「柔らかい雨」