私はあなたじゃないし。
あなたにとっては大切なものでも
私にとっては今だけの暇つぶし程度。
何時でも捨てるつもりでいる。
それをとやかく言われる筋合いないよね。
アドバイスだかなんだか知らないけど
私とあなたの人生がそもそも違うことを忘れてない?
なのに、さも全てを達観したかのような物言いしてる。
それこそがまだまだ若さなんだよね。
そう思えるくらい年取ってんだわ。
こっちは。
残念ながらね。
さよなら 暇つぶしさん。
#53「さよならを言う前に」
今までありがとうございました。
また逢う日まで。
さようなら。
#52「突然の別れ」
何だか気になって
仕方がなくなる
そんな時は
もう既に物語の始まり
誰かでも
何かでも
恋するような気持ち
好きだな
キュンしたり
ドキドキしたり
ワクワクしたり
切なくなったり
苦しくなったり
不整脈による
動悸じゃないといいな
#51「恋物語」
真夜中に三ツ矢サイダーとポテチで
「肉まんどこー!」
「無双乱舞いくでー!」って
PS2で真・三國無双4を攻略してた頃が
懐かしい。
孫権の最強武器(ユニーク武器)がなかなか取れんでな…
#50「真夜中」
学校から帰宅してからは、リビングのソファーで一人ダラダラ過ごすことが多い。
本来は夕飯前のこの時間に、宿題を終わらせておくのが我が家のルール。なのに、スマホをいじってしまう。ゲームのアプリでも探そうかと思っていたら「書いて」という文字が目に止まった。
書く習慣を身につけるためのアプリ。出題テーマが日替わりになっていて、そのテーマに沿って文章を作る、らしい。
ちょっと好奇心が芽生えて、始めて見ることにした。
「愛があれば何でもできる?」
これが今日のお題?うーん、なんか思っていたのと違うなぁ。何でもとかフツーに無理やん。みんなどんな風に書くんかな?「多分無理」とかじゃあ、さすがに初日ではアカン気がするなぁ…ソファーにもたれた背中がズルズル下がる。
頭を悩ませていると、玄関からドアが開く音がした。
「ただいまぁ。」
オカンが仕事から帰ってきた。
「んー…おかえりー。」
「お父さんも、もうすぐ帰ってくるで。」
「うーん。」
「あんた何してんの?宿題もうやったんか?」
「え?あぁ…まだ。」
スマホの画面と睨めっこしながら、オカンの言葉にテキトーに返事する。そんで、ちょっと甘えた考えがよぎる。まぁ、まだ初日やしな。
「なぁ。オカン。オカンは愛があれば何でもできるん?」
「はぁ?あんたどないしたん?熱でもあんのか?」
「へ?ないない。いや…あの、スマホのアプリでな…」
「はぁ。宿題もせんと?熱ないんやったら、はよ宿題しぃやー。今日はあんたの好きな唐揚げやねんで。」
「お?!ほんまに?」
台所のオカンが鶏のもも肉のパックを掲げながら、さらに
「揚げたてがええんやろ?ほな、はよ宿題してきー。」
朗報を聞き、今までの思考が頭から一気に消えた。
オカンはせっかちな人で、いっつも忙しくしてる。止まったら死ぬんちゃうんかな?ってくらい忙しない。保育園の頃とかはさみしいこともあったけど、仕事頑張ってるオカンはちょっと頼もしいって思うし、カッコイイとも思うてる。
そんで、今日みたいに仕事から早く帰って来れる時は、必ず夕飯のメインを僕の好物にしてくれる。
グー。お腹が鳴る。
さっきまでの考え事のせいで、忘れられた空腹感が今蘇ってきた。
「ほな、宿題とっとと終わらせてくるわ。」
スキップ気味でリビングから自室へ向かった。
オカンのいる台所の方からは、パチパチパチジュワジュワと油で揚がる良い音と匂いがしている。
よし!今日の宿題は秒で終わらせてやる!
#49「愛があれば何でもできる?」