11/26/2024, 3:45:16 PM
微熱
ふわふわ、ふわふわ、うかされる。
ふわふわ、うかうか、かんがえごと。
ふわふわ、ぐうぐう、おなかのむし。
ふわふわ、うとうと、うたたねを。
ふわふわ、とんとん、おやすみなさい。
11/25/2024, 1:29:42 PM
太陽の下で
さいきん、お天道様はうれしそう。ぽかぽか陽気が、何日も何週間も続いている。
さいきん、お天道様はお怒りらしい。一年で一等暑い日が、何日も何週間も続いている。
さいきん、お天道様は悲しそうだ。さめざめ泣くから、ひとと、同じ温度の雨が何日も何週間も続いている。
さいきん、お天道様は楽しそう。陽気がさして、けれども、不思議と寒い日が、何日も何週間も続いている。
さいきん、お天道様はお隠れになった。いままでたくさん頑張ったから、疲れて、お家でお休みだ。何日も何週間も何ヵ月も、お隠れになっている。
11/13/2024, 4:47:49 PM
また会いましょう
さようなら素敵な貴女、明日の空が何色だろうとまた会いましょう。さようなら華麗なる貴女、その白無垢を忘れた頃また会いましょう。さようならいとおしい貴女、いつか虹の向こうでまた会いましょう。
11/11/2024, 4:05:26 PM
飛べない翼
そらをあいしている、わたしには、飛べない翼がついている。いつでも、どこでも、飛べない翼でそらを飛ぶ。教室のなか、ぎゅうぎゅう詰めの電車、えらい人に怒られているとき、そんなときにそらを飛ぶ。飛べない翼で、空想という名のそらを飛ぶ。
11/5/2024, 5:58:40 PM
一筋の光
絨毯の上で夜明けを迎える。鳥の囀り、原付の鳴き声、喉の乾き。嗚呼、朝だ。