NoName

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3/8/2024, 9:59:19 AM

  ペダルをこぐ
  夜の道のり
  いつも一人
   どんな日も      
    一人         赤信号
  誰かといたくない    青い自転車を
  わけでもない    止める 
    けど         少しサドルが
             高いかもしれない
   冷えた空気   などと考えてる
    秋の到来       そして
   どの季節も       ペダルを踏み込む前に
   どんな行事       何だか気分がいいのは
   でも           あまりに月が    
  自分だけでいたい    綺麗だからで
  わけではない      そんな一人が嫌いじゃ
    けど...            ないんだ
               と こころの温度の
                 高さを知る


              #月夜/note-18
                

3/1/2024, 1:51:41 PM

この列車は
どこに向かうの
 
座るとすぐに
眠りについた
キミは知らん顔

なぜかしら
不安はない

たどり着くのは
どこでもよかった
たどり着かずとも
構わないし
たとえばの話

そうしてぼくは
本を取り出す
紙の擦れる音と
キミの寝息

この列車の行方は
たぶんキミも知らない

窓の雨粒は
星屑のよう
とてもきれいだ
とても


             #列車に乗って/note-22

11/1/2023, 11:06:05 AM


どこにもない場所
どこにもいないワタシ

迷子にもなれなくて

生まれた星の名まえを
なくしてしまったから


             #理想郷

9/6/2023, 8:58:38 AM

8月26日

瞬く 
  きらめき

遠のく 
   呼吸

めぐる
   季節の

うつくしきこと


#きらめき

8/4/2023, 8:13:29 AM

あの子は待っていた
母親を待っていた
毎日来なくても
とは言ったけど
それは売り言葉に買い言葉
病室を出てすぐの
エレベーターまで
パタパタと
小さなスリッパの音が
行ったり来たり


#病室

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