｢叶わぬ夢｣

小学生の時、ミサンガが流行った
願いを込めて手足に結び、切れたら願いが叶うというものだ

そういえばそんな事もあったなあ。無事切れたのは覚えているが私はどんな願いを込めたのか…
｢貴女は漫画家になりたいってお願いしてたよ｣
なんと幼馴染が覚えていた
昔の私のお願いが知れて嬉しい気持ちと、私の願いを覚えてくれている人がいたという嬉しい気持ち
これらを感じられただけで充分である

因みに漫画家は年を取るにつれて｢私がやりたいのはこれじゃない｣感が出てきたのでとっくに諦めている

｢心のざわめき｣

家計の事を考えていると心がざわざわとする

宝くじが当たればそんな悩みともさよならできるのになと現実逃避をする毎日である
ついついジャンボを買っちゃうのである

｢透明｣

仕事はもう辞めてしまったが、

白と薄いグレーの市松模様を見ると透明に感じる職業病は今だに健在である

｢終わり、また始まる、｣

離乳食期に入り子ども用のテーブルチェアを買うとき、母がお金を出してくれる事になり一緒に見に行った
｢絶対木のやつがいいわよ！汚れても拭きやすいから！｣という母の意見を参考に小さな木製のテーブルチェアを購入した

あれから数年経ち、引越しを機に座卓からテーブルの食卓に。あの時母に買ってもらったテーブルチェアはお役御免となった


そして現在は、テーブル部分を避けて洗面台の踏み台として使っている
そうだね母さん、木製って素晴らしいね

｢星｣

星空を見るのは好きだ。綺麗だから

すっかり目が悪くなり、メガネを掛けていないともう星も見えない。メガネを掛けてこの程度見えるのなら、もっと目が良ければどれだけ綺麗な星空が拝めるのだろう