「誰かのためになるならば」
相手の喜ぶ顔が見たくて、誕生日プレゼントを贈る
私の趣味はプレゼント選び
自分のためじゃねえかと思わなくもない
「鳥かご」
カゴの中の鳥なんて言いますが
町外れの田舎に住んでいると外出が年々億劫になるもので
バスは数時間に一本。学生のうちは自転車での移動がメインであった
ショッピングモールやカラオケに行こうと思ったら駐輪場がある巡回バスのバス停まで自転車で行って、バスに乗るなんて面倒な事もあった。車で送迎してもらった方が早い
実家に住んでいるときは出不精だった私も、公共交通機関が使い放題な都会へ出ると結構色んなところへ出掛けた。1人でフラフラする事もあれば、隣県まで足を運ぶ事もある
自分はどこへでも行けるのだ。公共交通機関か車さえあれば
「友情」
家に遊びに行くとき、皆でつまむポテトチップやジュースを毎回持ち寄ってお菓子パーティをしたり
毎回それをしないのなら時折友人が好きそうなちょっと良いお菓子を見つけたときに、一緒に食べたくて持っていって感想を言い合う
お互いにそんな関係だと落ち着く。親しき仲にも、
「花咲いて」
初めての出産が終わり、入院中
助産師さんから「桜が見頃ですよ。少し遠いけど待合室の窓からよく見えるので、良かったら見てみてください」と言われ人気のない待合室からぼんやりと遠くの桜を眺めた
産院の病棟はいつも快適な温度に保たれているため季節感が狂う。ちょうど季節の変わり目だったのもあり、入院するとき着ていったコートは退院のときには必要なくなっていた
それでも乳児にはまだ肌寒いからと言われ、おくるみでぐるぐる巻きにされた我が子を抱いて近くで見る桜は、春の始まりを感じさせた
「もしもタイムマシンがあったなら」
ドラえもんのタイムマシンって何であんなに安全性がないんだろう。落ちたら死ぬんじゃないのか
ドラミちゃんのタイムマシンは結構しっかりした作りっぽいのに