エッセイ風味

Open App
5/6/2024, 12:21:38 AM

「君と出逢って」

初めて彼氏ができて感動した事は、自己肯定感が上がり謎の焦燥感が無くなった事だった

25歳には結婚して、なるべく早く子供が欲しいわ。というざっくり将来設計と、華の女子高生生活も終盤に差し掛かり男慣れしてない上、クラスの不和で人間不信気味になっている現実の狭間で何となく「そろそろ1人くらいはお付き合いしてないと将来困る気がする…」と思っていた当時
都合良く突然現れたのが今の夫である

お陰で25歳までに結婚できたし、子供も産めたし、私の心の平穏も保たれている。感謝してもしきれない

5/4/2024, 11:33:19 PM

「耳を澄ますと」

家の掃除をしていた
どれくらい時間が経ったのか、耳を澄ますと

シュッ…シュッ…、シュッ…

何の音か気になりリビングをそっと覗いてみると

子供たちがティッシュを全部出して、白い山を作っていた

5/3/2024, 10:44:10 PM

「二人だけの秘密」

小学生のとき、友人と私の二人だけにしか通じない合言葉を使っていた時期があった。その合言葉がどちらともなく出ると、二人である場所へ向かうのだ
なんて言うことはない日常の一コマだったが、その合言葉がスパイスになり、なんとも言えない特別感が出た

そしてその日も、合言葉を合図に二人でトイレへ向かうのだった

5/2/2024, 2:54:25 PM

「優しくしないで」

新卒で入った会社に厳しい先輩がいた
私が入った部署は男性社員が多く、若い女性社員との接し方が分からないのでとりあえず優しく教えようといった上司や先輩が多かった。私も高圧的に接されたり舐められるよりはいいと、それを良しとして友好的に接していた。正直私も会社の上司や先輩との接し方が分からなかったので、お互い模索してそこに落ち着いた感じだった

その先輩は自分にも他人にも厳しい人だった。仕事も真面目で、後輩には気配りでき、仕事も分かりやすく教えてくれる。そして何より性別が理由で態度が変わらなかった
お陰で厳しい助言も多々頂いた。それは私の仕事への向き合い方を考える大切な出会いになった

優しくしないでくれて、ありがとうございました

5/1/2024, 2:20:04 PM

「カラフル」

昔から絵を描くのが好きだった
鉛筆と紙だけでひたすら何か描いていた

最初モノクロだったそれに色を付けたくなり、色々と試してみたが、私は早筆で飽きっぽかった。ひとつの絵をじっくり時間をかけて描くタイプじゃなく、簡単な絵を短時間で量産していくタイプだったのだ
まず水彩と油彩が向かない。乾かない。待てない
コピックはお金がかかった
アクリルガッシュは結構好きで性に合っていたが、自分の絵柄に合わなかった。難しい…
結局は色鉛筆とクレヨンに落ち着いた

色鉛筆はあれこれ色を混ぜすぎると汚くなるので、1パーツ2〜3色ずつくらいで陰影をつけたりアクセントを入れたり…。できるだけ同系色でまとめるのが無難かなあ。ちょっと水彩感も出せたり、柔らかい雰囲気が出てとても良い
クレヨンは結構私の性に合っていて、ゴリゴリ描けていい。最初ふんわり色入れといてからどんどん濃い色を上から塗っていって、色んな色を混ぜて、ちょっと油彩っぽい雰囲気が出るし、ゴッホみたいな雰囲気の色味が出せて楽しい

また描いてるうちに描き方が変わったり、他の画材を試したりするかもしれない。絵が描きたい

Next