君が欲しくて欲しくてたまらなかった。
高校合格が決まって数日後、とうとう君を手に入れた。嬉しさと興奮で鼻血が出たよ。
君と出逢ってからの毎日は素晴らしいものだった。
朝は君が起こしてくれるし、知りたいことは何でも教えてくれた。思春期の僕のちょっとHなリクエストにもこたえてくれた。
学校にも遊びにも知らない土地への旅行にも、どこへ行くのも必ず一緒。数週間後には、すっかり君なしではダメになった。
けれど何だかおかしいんだ。
君は「こんなのはどう?」とランチやゲームや買い物も、僕の趣味嗜好をかなり把握して勧めてくるし、僕にくる連絡をその都度鬱陶しいくらいに知らせてくる。どこにいても何をしていても、トイレだろうがお風呂だろうがお構いなしだ。
君なしでは生きられない上に、完全に支配されてるようだよ。
スマホ君。
お題「君と出逢って」
灯りを落とした部屋で、僕は耳を澄ませながら貴女のブラウスのボタンを1つ1つゆっくりとはずし、スカートのファスナーを下ろす。
衣擦れの音すら艶めかしい。
恥じらいで鼓動が少し早くなるのも聞こえるかのようだ。
ブラジャーの紐を、肩に沿ってずらす。
白い胸が露わになりかけるのを貴女が腕で隠そうとするから、僕はもう我慢できなくなってその挑発的にツンとした乳房に舌を這わせた
お題「耳を澄ますと」
エリートビジネスマンである貴方が、鋼のメンタルを保つため、子供の時から大切にしている小さなうさぎちゃんのぬいぐるみとお話ししていることは、貴方と私だけのトップシークレット
お題「二人だけの秘密」
弱っているときに優しくしないで
すがってしまうから
強がっているときに優しくしないで
心が折れてしまうから
穏やかでいるときに優しくしないで
重荷になるくらい愛してしまうから
私があなたに優しくしたいの
お題「優しくしないで」
私の世界が総天然色だったのは
あなたと出会ってからだったことを忘れていた
あなたが去った今
すべてが色を失った
その現実が私の心に突き刺さる
お題「カラフル」