もういいかなってきてみるけど

まだちょっと早かったり

あついから短くするけど

やっぱり恥ずかしかったり

袖の隙間に熱を見たり
《半袖》

今日も過ぎていくこの時間が
永遠に続けばいいのに

今日は眠ろう
明日も君を見つめるために

今この時だけは
君のそばに

有難いと思う
あたりまえに過ぎる日々に

《二人だけの。》

額から滴る汗が
提灯の灯りに照らされる夜

甘い心地よさを求めて
ほおばる君の横顔

しゃりしゃりと冷えて
じわじわと火照る


《夏》

君を知った日

君と仲良くなった日

君の秘密を知った日

君と見た月の日

君の名前を呼んだ日

繰り返し日々に
永遠を願ふ有限の日々

《君の名前を呼んだ日》

成長を謳いたいところだが

今はあまり考えたくない

《昨日と違う私》