『冬になったら』
私は密かに夢見ている事がある
高校生、冬の帰り道に友達とコンビニに寄り肉まんを一緒に食べてみたい
その夢が叶うか分からないがそんな小さな青春をして見たいと思いながら 私は、今日も寝ます。
『はなればなれ』
私は音楽が大好きだ。
気分が上がるし勉強や片付けなど嫌な事も出来るようになる。そんな音楽を聴くのに私が愛用してるのはAirPods。耳にフィットして音楽を大音量で楽しめる。
ある夜、眠れなくて音楽を聴きながら寝た。この先はどうなったかある程度予想できるだろう。
AirPodsが片方だけ無い、
「2個で一つ」なんて物はそこら中にある。靴下に手袋、スリッパなどもそうだ。そんな中片方だけ無いなんて悲しいじゃないか、(私も物もw)
片方だけのAirPodsをケースに仕舞いながら「見つかると良いな」とほのかな期待を寄せてケースを閉じた
bye bye AirPods。
『スリル』
今はテスト週間。後期中間試験に向けて1週間に休みが一日あればいいほうのハードな部活がなくなった。いつもより3時間ほど早く家に帰る。私の定位置のソファに寝転がる。スマホを開く。
あと定期テストまで2日。通知が届く。
週間レポートがあります
画面を見ている時間は先週から93%増えました。(1日平均6時間44分)
"スクリーンタイム"Appからの通知の受信を続けますか?
---続ける...
---オフにする...
もちろんオフにする。
あぁ、なんてスリリングだろう。
『飛べない翼🪽』
ユニコーン。
それは、伝説の生き物。
輝く白い角。金色になびく美しい毛なみ。大きく飛べそうな翼。
ユニコーンの角には蛇などの毒で汚された水を清める力があるという。
そのユニコーンが今、私の目の前に。
「私をその角で浄化して。」
ユニコーンは応えない。
私はいわゆるアンラッキーガール。
友達と遊ぶ日はいつも具合が悪くなるし、一日のうちに転ばない日はない。アルバイト先の遊園地では、何語かわからないような言葉で話しかけられ、笑顔をキープできず毎回注意される。外食したら、必ず頼んだ商品と違うものが出てくるし、割り箸なんて人生で一度も綺麗に割れたことがない。とげが手に刺さるのが通常運転。
私は懇願する。
飛べない翼をもつメリーゴーランドのユニコーンに。
風が涼しくなってきた今、五感を研ぎ澄ます。
ふわふわとゆれるススキ。
ススキがなびく音。
落ち着く穂の匂い。
さらさらした触れ心地。
食べたくなるがやめておこう。
秋の訪れを感じるススキ。