好きな人と付き合えて毎日青春。そんな天国か
好きな人に振られて夢も希望もなくなる。地獄か
どっちになろうとずっと今のままが続くのならば私は告白
する。たとえ、地獄になろうと。希望があるなら。
あの頃の私へ
自分に言い訳をするのはやめなさい
すぐに諦めるのはやめなさい
なにか一つでも成功させてみなさい
そして、それをいまでも続けなさい。
鼓動がどんどん速くなる。
この一本のレースで決めなければずっと負け続ける気がした
今すぐ逃げ出してしまいたかった。
負けたくない。けど、勝てる気もしない。
私は陸上競技場のスタート地点に立った。
大きく深呼吸して
「今までやってきたことを信じて、今日も」
パンッ!という音がして8人の選手が一斉に走り出す。
自分なりに全力で走った。まさか最下位になるなんて思わ
なかった。涙が溢れた。いつまでも弱い自分に腹がたっ
た。逃げたくても逃げられない練習地獄だった。
でもこんなにやったんだから自分にだってできると思った
練習量と実力は比例しない。初めてそのことに気付いた。
一番大切なのは気持ち。誰よりも強い気持ちが自分を突き
動かす。
だから、今日も自分を信じて。
また明日は今日と明日を繋ぐ、明日も会おうという小さな
小さな宣誓。
次いつ会えるか分からない相手だったら
「また、絶対会おうね!」
毎日会う同じクラスや部活の仲間との帰り道では
「また明日ね!」
そう言うと明日も絶対会える気がするから。
会いたいから。
明日会える確証なんかないけど、明日もきっと言うよ。
「また明日」
水たまりって何もないと透明だけど、雨がやんで太陽が出
てくるとその光が反射して鏡のように街を映す。
雨が降っているときは何も映らないけど、晴れたら雨に濡
れた草木、雨宿りを終えた猫、友達と笑いながら帰る学生
そんなたくさんのストーリーが映し出される。
そして今日もどこかでただの透明だった水たまりが美しい
ストーリーを作り出す。