今しかできないことをやってみよう。
自分を深めるために行きたいところに行ってみよう。
大学生になって、お金を稼げるようになって、
新しい価値観を知ってそう思うようになった。
行動範囲が広がって、いろいろな経験をするために動くようになった。
それでもやっぱり1人になる時間は大事で、
私が私に戻れる時間は特別。
部屋の片隅で涙を流すことだって無駄じゃない。
部屋の片隅で苦しさに飲まれる時間も無駄じゃない。
部屋の片隅で寂しさを自覚することも無駄じゃない。
外に出ればたくさんの刺激があって楽しくて好き。
だけど、同じくらい刺激に敏感で繊細な私の気持ちも
大好きだし大切。
ネガティヴになるのはポジティブがあるからで、
ポジティブを感じれば感じるほど
ネガティヴを敏感に感じ取る。
だからどちらも大切にしたい。
私の心が発するメッセージは全て受け取りたい。
心は泣いてるのに笑顔を浮かべて
心は怒ってるのに親切にして
心は限界なのにまだ大丈夫って言い聞かせる。
私は逆さまの感情表現が得意。
泣かないんじゃない。
怒らないんじゃない。
強い子なんかじゃない。
泣いてるし、怒ってるし、すごく弱いんだよ。
きっとこういう人って私だけじゃない。
街ですれ違うすました顔のあの人も、
電車で窓の外を見ているあの人も、
SNSでキラキラしているあの子だって、
本当は逆さまなのかもしれない。
逆さまに気付いてくれる人は
逆さまを知ってる人。
逆さまが得意だからこそ
人の逆さまにも気付ける人でありたい。
逆さまは悪じゃない。
逆さまは繊細で、強くて、弱い。
眠れないほどしんどい夜がある。
大きな失敗をした日、
好きな人との未来が絶たれた日、
友達と喧嘩した日、
明日が不安な日、
私はそんな日に寝る前の暗闇に放り出されると
怖くて辛くて涙が止まらなくなる。
それでも数え切れないほどの眠れない夜を
今日この夜まで乗り越えてきた。
綺麗事かもしれないけれど、
『明けない夜はない』
そう信じることが眠れないほどしんどい夜を
乗り越える秘訣なのかもしれない。
ときに綺麗事は残酷だ。
明日を望んだ人に明けない夜が来ることもある。
未来を望む人が今に苦しみ明けない夜を選んでしまうこともある。
でもこの綺麗事が明日を望む原動力なのだとしたら
ただの綺麗事を100%信じることが
私の生きる道を作ることなのだ。
人は別れがあるから出会いがあって
別れがないと出会えない人もいる。
卒業ってほんとにそうで、
どこかの誰かが勝手に決めたたった3年を
どこかの誰かが勝手に決めた卒業って言葉で
締めくくられる。
卒業は誰も選ばないのに訪れる別れ。
どんなに大喧嘩しても
どんなに授業が嫌でも
どんなに大嫌いな先生でも
いやでもそこにいけば居場所があった。
私の席があった。
大好きなあの子に連絡しなくても会えた。
大好きな親友と予定を合わさなくても会えた。
どんなに辛くても当たり前のように
守ってくれる先生がいた。
さよならなんて言わないでよ。
コロナ禍を駆け抜けた高校生活。
普通がこんなにも愛おしいものだとは知らなかった。
友達の笑顔がこんなにも尊いとは知らなかった。
この厳しいコロナ禍を共に耐え抜いた同志たちと
離れてしまうことは怖かった。
でもそれから一年。
大学生になった私はちゃんと前を向いているし、
大好きな友達もちゃんとできたよ。
でもさよならは寂しいから、
お互いに成長してまたどこかで巡り会えたらいいな。
そしたら君はきっと運命の人だ。
光と闇の狭間で生きてる、そんな人がいる。
一歩外に出れば、
ニコニコして元気そうに色んな人とお話ができる。
でも1人になったら、
考えて辛くなって布団の中で1人で涙を流す。
辛くても寂しくても何とか踏ん張って夜を超えて
次の日の朝には無理矢理頑張れてしまう。
誰にもバレずに、平気そうに振る舞えてしまう。
この辛さを誰よりも知っている私。
光と闇の間の住民、
隠れるのがすごくすごく上手なみんなだから
私だけかなって不安にもなる。
大丈夫、ちゃんと頑張れてるよ。
人は闇を知ることで光の中で輝くし、
闇の中にいる人を助けることができる。
ちゃんとあなたの強みになる。
だから生きて、生きてさえいれば
ちゃんと認められるときがくる。