12/3/2024, 2:48:24 PM
『さよならは言わないで』
耳栓にもならないあなたの声が
雑音になる瞬間
わたしの喉元を塞ぐ言葉たちが
産声あげる瞬間
あなたの手の温かさを
何故か思い出した
12/2/2024, 12:59:20 PM
誰かの真似事を続けるだけの居場所
どうしようもなくなっただけの大事
やっと心臓が私を認めてくれた
これで私は心臓を認識できる
やっと呼吸が私を認めてくれた
これで私は呼吸を認識できる
振り返っても誰もいないけど
引きちぎった花だけは手に残ってて
でもきっと私はどうしようもないから
枯れてようやくそれを愛してしまうのだろう
『光と闇の狭間で』
12/1/2024, 12:16:28 PM
『距離』
おいで
こっち
おいで
ここまでおいで
ああそっか
もういないんだっけ。
私は泣いていたのだろうか
私は寂しかったのだろうか
さっきまで居た場所すらもう忘れてしまった
11/27/2024, 11:28:38 AM
『愛情』
愛とか恋とかなんとかとか
そんなもの
なさけだけが、のこる
そんなもの
なさけなくて、なける
そんなもの
ないの
そんなもの
なの
だから、
11/26/2024, 2:57:25 PM
『微熱』
海に飛び込んでみたくなったのだ
引き摺る気持ちごと、身も投げ棄て
そう、逃げたかったのだ
なんだ、こんなにも冷たかったのか
きっとお天道様が引っ張りあげてくださる
そう、信じていたのに
なんだ、浮かぶのは
藻掻くだけの生への執着でしか無い
泡ぶく程度が私を浮かせられるはずが無いだろう
ああ、浮かばぬ
何一つ、浮かべぬ