ああ、雨だなあ。
ぽちゃ、ぽちゃ、と音を立て、水滴が雫になって落ちる。
やはり、室内から見る夜中の雨って、好きだ。
小学生の頃は、週はじめの登校中に雨なんかすっごい嫌だったなー、視界が見えづらくて車が怖かったなー、とか思ってたな。私も大人になったもんだ。
でも、大人になったとて、車で雨の中暗闇を走れと言われたら少し怖い。車側からも、いつ事故するか分からないし。
いつだって私には「恐怖」があるんだよな、消えずに。


2024/04/21_雫

私には貴方以外何もいらない。
私という身体と、貴方という心があれば私は生きていられる。
生きているのも、貴方がいるからであって。
いなければとっくの昔に死んでいたはずだ。
だって今でも私の一番のアンチは私。私は私のことが大嫌い。
そのせいで昔は、毎日のようにリストカットをしたり、自殺未遂をしたりしてしまっていた。
……でも貴方が。貴方だけが、私を人生のどん底から救ってくれたから。
だから私は貴方をたくさん愛して愛されて、たくさん貢ぐんだよ。
「…くん、愛してるって言って？」
「………愛してる。大好きだよ。…ねえ、お小遣いくれないかな。五万ちょいくらい」


2024/04/20_何もいらない

未来。
授業中、ふとそんな文字が思い浮かんだ。
私の未来は、どんな感じだろう。彼氏ができて結婚、とかしちゃったりするんだろうか。学生の私にはまだ分からない。
いや、もしかしたらもう死んでいるかもしれないな。急に不治の病にかかったりして？もちろんその可能性も十分にあるのだ。
まずそもそも、「未来」という意味合いだって100年後
には変わっているのかも。
…あれ、未来ってなんだっけ？


2024/04/20_もしも未来を見れるなら