まだ見ぬ景色


この道の先に
何があるのか
何をこの目にし
何をこの手にするのか
自分の目で見届けよう
自由と責任を背負って

あの夢のつづきを


どこか懐かしい
あたたかな陽だまりのような
泡沫の夢
もう少しだけこのままで
この微睡みに
身を委ねて

あたたかいね


そっとふれる
大切に大切に
両の手で受け取ったそれは
ぽぅっと
私の心まで染み渡った
そのあたたかみを感じて流れた涙さえ
また、あたたかかった

逆さま


ぐるっと回って見る世界は
上が下で　下が上で
そんな世界も面白いじゃないか
はて、これは逆さまなのか
あちらがこちらで　こちらがあちらで
どちらかわからなくなってくる
どっちだっていい
いろいろな見方をして
この世界を楽しもうじゃないか

ススキ

ふと見ると
隠れられるほど伸び
風に揺れる様を見て感じる
ああ、秋だ、と