【病室】
僕は、みんなから愛されて、親からも愛されて
でも、なんか居づらくなって、精神が狂った。
親に精神病院に連れられ、案内された病室。
そこには、僕よりも年下の少女がいた。
女の子は、家庭が崩壊して精神が狂ったらしい。
『ゴホッゴホッ…ゔ…はッはぁッ…』
女の子は、薬の効果がなくなると過呼吸になるらしい。
でも、苦しそうにする女の子になぜか僕は
興奮した。
精神病院を退院した後、僕は人を殺した。
さぁ、貴方にはこの謎が解けますか?
【明日、もし晴れたら】
「うん、綺麗」
自分の後に続いて君が言う。
今日は、雨が降っていた。激しく降る雨に
彼女は少し怯えて、僕の元に寄ってくる。
『少しだけ…』と言う彼女。
雨が止んで、空もすっかり晴れて青空が見えたとき
虹がかかっているのを見かけた。
自分は言う。
「明日、もし晴れたら一緒にデートしよう」
彼女からの返事はなかった。
だが、彼女は頬を赤く染め、ただ黙っていた。
いつになったら、同性恋愛を許してくれるのかな。
【だから、一人でいたい】
夕暮れに咲いた花に恋をした。
きっともう戻れない恋だった。
君に貰った言葉や行動全てが
愛おしかった、見苦しかった
静寂が続くこの独りの部屋で
ひとり寂しく声を殺した。
【嵐が来ようとも】
今日、好きな人に「告白してきなよ」って言った。
本当は、苦しいはずなのに。
悲しいはずなのに。悔しいはずなのに。
なぜか応援してしまう。
心の中で、「OK貰えるように頑張れ」って。
たとえ自分の中で嵐が来ようとも
君と誰かが結ばれるよう、願っとくよ。
自分の運命の人は君じゃなかったみたい。
【お祭り】
友達と来たお祭り。
まずはジュース買って…次にチョコバナナ!
今日は花火大会があるらしいよ。
人が多いけど…後ろから見てよっか。
ふらっと自分の前を通った。
そこには紛れもない、君と君の気になる人
が2人きりでいたんだ。
もうそろそろ、やめ時なのかな。