【私の当たり前】
私の当たり前は、笑うことです。
笑顔でいれば、周りのみんなが笑顔になって
辛いことや悲しいことが隠せるから。
って言って好感度上げとけばいっか。
【街の明かり】
賑わっている社会人の飲み会。
帰り道で恋愛について話す高校生たち。
会社でうまくいかず落ち込んでいる新人正社員。
そんな君たちに地獄を見せてあげよう。
時間は想定不可。
街の明かりが全て消えたら、合図だ。
(なんて小説家を夢見る人でした。)
【窓越しに見えるのは】
窓越しに見えるのは、晴れでも雨でもない。
曇りだった。
自分は曇りは嫌いだ。
君が離れて行くような気がするんだ。
なぜかはわからない。いや、分かりたくない。
理由は知りたくない主義なんだ。
【入道雲】
一年生の頃。大親友だった友達がいた。
毎日遊んで、毎日一緒に帰って。
本当に楽しかった。嬉しかった。
でもそんな君は一年生の時に、転校してしまった。
悲しかったけど、頭の中にはいつもいた。
そんな忘れかけていた、5年後。
バレーをやっている友達からこんな報告を受けた。
「ーーの言ってた友達、バレー部にいたよ」
それを聞いた瞬間、心がドキッとした。
バレーには興味ないけど、親友だった友達がいるなら…
と思い、友達と一緒にバレーの見学に行った。
すると、数年前とは変わらない、元大親友だった
友達がいた。
友達によると、相手も自分のことを覚えており
『大親友』と言ってくれたみたいだった。
こんな自分にも、『大親友』と言ってくれる人がいたんだ
って思うと、嬉しかった。
入道雲が流れる空をまた、大親友と見たかった。
【夏】
君の運命の人は僕じゃない。
僕は大好き。好きだった。
でも君とは釣り合えない。
でも、きっと共通点は何個かあったはず。
君も僕のことを好きだったはず。
僕の肩で寝る君を僕は、寝たふりで誤魔化して、
花火の音と共に飛び散った、僕と君の夏。