近所の公園にブランコがあった。
小学生の頃、どっちが高く漕げるか競い合ったり
どっちが遠くに靴を飛ばせるか競い合った。
二人乗りをしたり、ただ揺れてるだけなのに
ちょっとしたスリルと友だちの笑い声が相まって
なぜか好きだった遊具。
いつから乗らなくなったんだろう。
幼馴染が引っ越してしまってからかな。
1人で乗っても楽しくない。
今はもう会うことのない幼馴染。
いつかまた、どこかで会えたら…
ブランコに乗って会えなかった月日の穴を埋めるかのように語り合いたいな。
また一緒に笑って…。
私は婚活という旅にでた。28歳の夏。
婚活パーティー、街コン…ありとあらゆる『コン』と付くイベントに参加してみた。
個性が輝く場…
独特な感性…
逆に全く個性がなくて話に詰まる時も。
でもそれが一期一会の場なんだ。
何かの手違い(番号の書き間違え)でマッチングしてしまったり、ちょっといいかも?!と思う人とマッチングして、あ〜やっと卒業🎓
と思いきや、『だからこの人、結婚できないんだ』って思う瞬間が必ず来て『さようなら』することも。
長く、果てしない旅はまだ終わらない。
旅路の果てに待っているのは私が求めているハッピーエンドなのか?
それとも人生のThe ENDの日まで、この旅は続くのかまだ誰も知らない。
ありがとう
ごめんね。の代わりにありがとう。
私に大切な事を教えてくれて
ありがとう
後悔の念は一生消えないけれど
かけがえのないひとときを
私に与えてくれた唯一無二の存在
心からの『ありがとう』
言ったことがない『I love』
言われたことはある『I love』
だけど、その『アイラブ』は
気持ちのない『アイラブ』だった。
そう言えば、喜ぶだろ。
自己満の『アイラブ』
私の心には全く響かなかった『アイとラブ』
だから今、その『アイラブ』を言った人は
私の隣にいない。
心のない言葉はただの文字や音だった。
私は大切な、その言葉を無駄遣いしない。
本当にそう思った時に使うんだ。
今はまだ、身体の奥底で温めて。
『I love you…more than anyone』
一年のうち絶対に買いに行く物があるから、今日も街へ出かける。
彼氏はいない…
好きな相手もいない…
ただ、自分へのご褒美に。
『バレンタイン』
昔は、ソワソワしていたイベントだったが
今となっては、誰かにあげる風を装い
デパートのバレンタインチョコの会場を彷徨う。
有名チョコ…
お気に入りの店のチョコ…
この時期だけ催事場に出店する店…
誰かにあげる為、真剣な表情をして選ぶ人やあげる人を思い浮かべながら店員のおススメチョコの話に耳を傾ける人の隣で私は自分へのご褒美チョコを
真剣に選ぶ。
もうここ数年、コレが私の定番行事に
なってしまった。
さあ、今年も甘い匂いに導かれるように街へ出かける。私を待っているチョコレートの元へ…