『彼女はとても憤慨していた。なぜなら・・・』

「なぜなら、きみが真犯人を教えてくれたからですー！ばかー！」
「うわははは！ごめんって！ごめん！！」
「わらってるーー！誠意がなーーい！」

よくある話。他愛のない茶番。
うっかりと、繰り返される日常。

そんな夢。

『おうち時間でやりたいこと』
やらないといけないことと、
やったほうがいいことはたくさんあるけど、
今はとにかく、
昼でも夜でも眠りたいの。
たくさん、たくさん忙しかったから、
今はお休み。
何の経験値も積まない。
堕落でもいい。
眠れるときに、眠っておくの。

『子供のままで』
そのままでいられたら、よかったのにね。
もちろん、しあわせばかりではなかったけれど、
「好きだから、会えない」なんて知らなかった。
２人とも無邪気だった。
好きにもいろいろあるとか、
外の目とか、関係なかった。
もう、あのときの無敵感はない。
もう、きみをつかんでいられない。

『愛を叫ぶ。』
好きだ、って、
声を大にして叫べたらいいのだけど、
むりだなぁ。
恥ずかしいのもあるし、
伝えられないこともあるし。
叫べるほどつよくないから。
声にしないぶん、
心の中で叫んでて、
とてもうるさいほどなんだけど…
声にしないから分からないよね。

『忘れられない、いつまでも。』
ふりほどいてしまった手を思い出しては、
戻れない過去を諦める。
進む時間、進む先、
となりを歩くきみはいない。
思い出すほどに、忘れられなくて
あの日の選択が傷をえぐる。
この想いがただひとつだったなんて、しりたくなかった。