『ところにより雨』
泣いて笑って
七転び八起き
人生晴れたり曇ったり
時には
自分を見失い どん底を味わい
どしゃ降りの日なんてことも…
明けない夜はない
止まない雨はない
いつか朝が来て
日が登り
澄みわたる空の下
未来への一歩を踏み出す
そうやって
今まで乗り越えて来た
思い通りではなく
間違って迷って
雨ばかりの日々に
もう終わりにしようと思ったけど…
本当は まだあきらめたくない
ところにより雨降る日々も
傘をさして鼻歌でも唄いながら
歩いて行けたらいいんじゃないかな…
まぁ人生はそんなに甘くはないけどね…
『特別な存在』
良い意味で…
悪い意味で…
ボクはボクの
キミはキミの
特別な存在ってことでいいんじゃない?
誰かの特別な存在になる必要も
誰かに特別な存在になってもらう必要も
なくていいじゃん
メンドーじゃん
何で他人に
「特別」なんてレッテル
貼られなきゃいけないわけ?
自分が特別な存在かどうかなんて
アンタが特別な存在かどうかなんて
そもそも興味なんてないから
ど~でもいいわ
『バカみたい』
悪党をぶん殴ってやった
正義のヒーロー気取りで
バカみたい
どっちが悪党なんだかねぇ
したり顔で自分を正当化してる
どっかの国のお偉いさんと
やってることは一緒じゃない?
いっそのこと
バカみたいにくだらない
戦争ごっこを終わらせるため
地球まるごとぶっ飛ばしちゃえば?
『二人ぼっち』
ええいああ~キミからもらい泣き~♪
なぜか今日は風呂場から
キミの調子っぱずれな歌声が聞こえる
確かにバスタブにつかり
歌ったら気持ちいいけど…
何か良い事があったのか?
それとも、悪い事があったのか?
耳をすまして聞いていると
徐々に声が震えていくのがわかった
続けて バシャバシャと
激しい音
そっかそっか
何かわからないけど…頑張ったんだね
今夜は キミの大好物を
たくさん作ろうかな?
「こんなに食べられないよ~」
そう言いながら
きっとキミは
すべて食べてしまうんでしょ
明日から また頑張って
そんな気持ちと愛情を隠し味に
今日も母は腕を振るうのであった
『夢が醒める前に』
夢は見るものじゃない
夢は叶えるものだ
いずれ必ず死は訪れる
やりたいことをやって生きろ
誰かが熱く語る
叶わない夢にしがみつき
諦めきれずに夢を見る
夢が醒める前に
醒めない夢を見つける
なんて 意気込んでみても
時に足がすくむ
後ろ向きにもなる
言い訳の言葉を集めて
逃げ道を探す
もう いっそのこと
夢なんて二度と見なければ…
なんて思いながら
往生際の悪い私は
今日も
夢が醒める前に
無駄な悪あがきをする