12/3/2022, 10:57:39 AM
「さようならは言わないで」
社会から。時代から。自分のやりたいことから。
「はぐれている」「迷っている」
ぼんやりひとりごちる
囚われるものも背負うものもない
身軽さに
キラキラしている
あの人を見て
自分の中で顔を出す
やっかみを
タバコの煙でごまかしながら…
流れに文句を言って
立ち止まることなく
理不尽な波に抗うことなく
たどりつきたいところに
ありったけの全力で
突き進むあなたを見て
同じ人間なのに…
と思い知らされる…
しがみついて動けなかった
執着から解き放たれて
かなわなかった憧れを
幻で終わらせないで
変化を味方にしながら
次の扉を開こうとしている
彼女を見て
見限られたようで
呼吸をするのを
忘れそうになった…
同じ時代に産まれて
同じ時間を生きて
共に過ごしてきた
それが当たり前と思っていた
無常の中で
すべてのことが変わりゆく
すべてのことが一転してしまう
この別れを
食い止めることなんて
できないとわかっていても
お願い! 今だけは!
「さようならは言わないで」
12/2/2022, 11:19:35 AM
光と闇の狭間で
ボクは
今だ膝を抱えて
凍えている
過去と未来の狭間で
私は
今だ手を差し伸べてくれる
誰かを待っている
優しく抱きしめて欲しいと
願いながら
そっと手を携えて
進むべき道へ導いて欲しいと
祈りながら
光と闇の狭間で
私たちは
時代からはぐれて生きてきて
少しずつ時代の闇に
飲み込まれようとしている
誰も気付かず
浮かれている
この瞬間も…
12/1/2022, 10:24:48 AM
「距離」
距離も時限も時空も
何もかも超えて
あなたに会いたい
伝えたい言葉はただひとつ
「私を産んでくれて、ありがとう」
それと
「あなたの子供に産まれて、ごめんなさい」
ただひとつ聞きたかったのは
「私を産んだことを後悔していませんか?」
いつかそちらに行った時
教えて下さい
お母さん