熱帯夜
ひとつの通知音が鳴り響く。
嫌いな人...いや..好きだった人
からの1本の電話
前は好きだった。
でも、そんな気持ちはもうどこにも無い
ダメなんだ。
僕には僕の世界があって
彼には彼の世界がある。
彼はただ僕を助けてくれた人
僕は彼の優しさに気を崩したナマケモノ。
この関係は斬るべきで
縁は斬り落とすべきものだともおもう。
【通知音】
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こんな綺麗事を並べているが
本当はもう疲れたのだと思う。
振り回されて
元彼の死にたいという気持ちに対しての反応
全てにおいて、
きっとあの優しさは僕に向けられたものだが
もう、気持ち悪くも感じる。
最低だが、これが限界なんだ。
蝉の声が響く
イヤになる程暑くて
イヤになる程鮮明になる記憶
世は青春の季節なのに
今日も僕は独り
畳に寝転がり猫になる
【夏】
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今月は風邪、怪我ばかりで
先週溶連菌
一昨日アイロンで火傷
今日胃炎・girls𝔻𝕒𝕪,
ああ、苦しいなあ
なんで僕だけ
こんな連鎖してんだこのやろう
死にたいわけじゃないんだ
少し疲れて
少し苦しくて
ちょっとだけ笑うことが嫌になって
ああ、きっと僕/私達は
どこか遠くに行きたいんだ
どこか?
どこだろう
わからない。
【ここではないどこか】
その日は突然で
なんの前触れもなく貴方は
消えた。
よく晴れた日で貴方は
昨日まで
私の隣で笑っていたのに
もう怒らないから
もう一度私に笑いかけて
【君と最後に会った日】
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僕と似てる人が嫌いだ
僕と似てる弟が嫌いだ
僕が僕を嫌いなのを知って
"好き''という君を理解できない
僕が女を嫌いなのを知って
彼女の話をするお前が怖かった
いつからこんなに''嫌い''
が増えたのか
今のこの時間も嫌いだ
【嫌い】
毎日毎日壁を壊して前に進む
やらなくてはならないこと
進まなくてはならないこと
壊してはまたできて
また壊して
またできる
そうして歳を重ねる
【1年後】
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今までは誰かが死ぬことを僕は拒んだ
手を伸ばすのに必死だった
失いたくなかったから
でもいつからだろうか
死にたいなら死ねばいいと思うようになった
この世界が苦しいのに
留めておくことは苦だと.....
生きなくていいよ。
死にたきゃ死ねばいい。僕はとめないから。
そんな言葉が僕の喉を突き抜けた
【さようなら世界】