自分が思い描く理想郷。
　それは、国全体が週休4日を義務付け、心身ともに健康を維持し、生活できるだけの賃金も保証する世界。

　そんな世界があったら良いのに…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y

「いてっ」
　突然、君に叩かれた。
「何で叩くんだよ。」
　君は理由も言わずに去っていった。

　バシッ
　君を叩いてみた。
　何故叩くのか、理由を聞かれたが言えなかった。
　構って欲しかった？
　話したかった？
　自分でも、叩いた理由は分からない。
　仲直りできぬまま、その日は過ぎ去っていった…。

　雨が降る中、トンネルで君と雨宿りをした。ふいに互いの手が触れた。暗がりの中、雨音と鼓動がメロディーを奏でている。

　「好き」や「愛してる」を何千回、何万回とあなたに伝えてきた。

　今は”僕“にそれらの愛言葉を何千回、何万回と伝えている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y

　友だちと過ごした時間が、いつかかけがえのない宝物になる日が来る。だから、友だちとの他愛ないやりとりを大切にしてほしいと切に願う。