小さな幸せ…
小さな幸せが当たり前になってくると
その幸せが見えなくなってくる…

そしてその幸せをなくした時に
その幸せが大きかったことに
気がつく…





【小さな幸せ】

君と見た景色は
数えきれないほどあるね

どれを思い出しても
全てが胸を温かくしてくれる
私の大切な思い出

これから一人見る景色は
君と見ていた景色とは
全く違う景色

君と見た同じ景色は
もう見られないだろう





【君と見た景色】

「バイバイ」
私は何度心のなかで呟いただろう…

「バイバイ」
もうこれで最後なのかも…

「バイバイ」
今までありがとう…

「バイバイ」
あなたと会えて幸せでした…

「バイバイ…」
「バイバイ…」
「バイバイ…」

どうして？
まだ「バイバイ」できない私がここにいる…





【バイバイ】

ねぇ、いつから壊れてたの？
どこに向かっていけばいいのか
わからない…


私はずっと先に進めない…





【羅針盤】

幸せとは…


何もなかったあの頃
生きる事に必死だったあの頃
自分の事なんて考える余裕もなかった
あの頃

今は
時間・気持ち・物質的にも少々恵まれている
なのに
虚しさ、寂しさ、ばかり…

人間は程々に忙しくしている方が
いいのかもしれない
いらぬ時間があると
余計な事を考えたり余計な事をしてしまう

あの時あんなに必死になって
手に入れたかった幸せとは
こんな生活だったのだろうか…

あの時と今とどちらが幸せなのだろう…





「幸せとは」