放課後いつもの日課をすごして帰る時いつもあの子を見ているとその子がでてきた教室に忘れ物があった
A「あの子の生徒手帳かまだ近いよな」
俺は急いで自転車置き場に行きあの子の生徒手帳を届けに漕いだ幸い一本道だからすぐ追いつくだろう
坂の下辺りであの子を見つけた
A「B子さんこれ忘れてるよ」
B子「ありがとうどこにあったの?」
不思議そうに首を傾げながら可愛らしく聞いてきた
A「いつもバイオリンの練習をしてるところにあったよ」
B子「あ、そうなのね気をつけなきゃまたね」
A「あ!待って途中まで送るよ」
なぜそんなことを言ったのか分からないけどついもう少し居たいと思ってしまったのだ
B子「ごめんねあと少しのバス停でバスに乗るからよしとくねまた誘ってね」
断られたけど後悔はしてない
みんなにとって心の健康とは
お花を見ることや恋愛すること推しを推すこと色々あると思う今僕が1番心の健康に当たるのは図書室から聞こえるあの子のバイオリンの音だ
A「そろそろ時間だな」
♪〜
A「やはり安らぐなぁー」
ココ最近の日課になっている放課後図書室であの子が引くバイオリンを聴くと心がやすらぎやな事を忘れてしまうようだった
今日こそはあの子に話しかけるぞ!
あの日以降毎日思ってはいるが緊張してしまい話すことが出来なかった
俺は学校が終わり図書室で時間を潰しているとどこからか音楽が聞こえてくるそこに向かうとそこには額縁に飾りたくなるような光景が広がっていた
B「こんにちわ、そこで立っててどうしましたか?」
A「あ、ごめんついいい音色で聴いてた、邪魔しちゃたかな?」
俺は、びっくりして中に入りながら返答した
B「大丈夫ですよただあまり聴かせられるようなものでは無いのでそれでは失礼しますね」
そういい女性は、そそくさとバイオリンを片付けて出ていってしまった
A「あの子はどこのクラスの人だったんだろう服装的には同じ学年ぽいけど」
これが俺とその子の話すきっかけだった