あれは確か数年前
あなたと出会ったのは
太陽がきらきら眩しい夏でした
初めて会った時から何処となく一線を引いていたあなたは
私にだけではなく誰にでも距離があった
過去で人を信じられなくなったんだと知った
私も人から受けた深い心の傷があったから
何処か共鳴したりその一線の内側に
興味があったのかもしれない
水族館に行って子供みたいにはしゃいだり
イルミネーションを観て寒い中
手を繋ぎながら観覧車の順番をまったり
雪の降る中、山奥の温泉地に泊まり
お酒を交わしながら語り合った
心も体も抱きしめて
今まで言葉で伝えなかったけど、
いつしか彼の隣が私の居心地のいい場所になっていた
そう確信した時、想いを告げようと決心した
彼の一線の中に入れた気がしたから
気持ちがこぼれ落ちる程溢れていたから
仕事の帰り道
しんしんと雪が降る中、
傘をさしながら失恋ソングを聴いた
「叶わない願いならさよならを告げて」
声を押し殺し、泣きながら帰った
あっという間に溶けてなくなる雪みたいに
彼も何も言わずに私の元から去って行った
今でも雪を見る度に彼を思い出す
もし世界にひとつだけ願いが叶う事があるなら
彼が幸せかだけ教えてください
それが知れるだけで少しは報われる気がするから
#世界にひとつだけ
どうしてそんなに輝いてるの
どうして私だけ呼び捨てなの
どうしてそんなに優しいの
どうして気にかけてくれるの
どうして私の親友を選んだの
そんなの、"おめでとう"しか言えないよ
この鼓動はどう止めればいいの
#胸の鼓動
見たことのない景色を見た時
大好きなあなたからのLINEが来た時
誰かの為になれた時
想像以上に美味しいパンが焼けた時
「ありがとう」って言われた時
自分自身を超えられた時
明日が来るのが楽しみになった時
幸せを噛み締めた時
"生きてる"ってこういうことなんだって
色んな一瞬一瞬が私の心を踊らせる
#踊るように
牛や鹿、キツネやリス
野生の動物達と育ったみたいなもので
私はいわゆるど田舎娘
幼い頃から知らない世界に憧れがあった
早くこの狭い世界から抜け出したかった
何故そんな簡単に
パーソナルスペースに土足で入ってくるのか
親切に見せかけた不法侵入
大人になって飛び込んだ
東京という名の世界は
眩いきらめきもあったり
歪んだきらめきもあった
たまに自分の立ち位置が迷子になるけど
今はそれさえも居心地がいい
きらめきを自分の糧にするかも自分次第
今は、美味しい空気と
満点の星空のきらめきが恋しいね
#きらめき
本当ちょっとしたことなんだよね
相手に何かをする時
どうしてそんなにきつい言い方なんだろう
馬鹿にした言い方なんだろう
何故そんな素振りするんだろう
相手からしたら当たり前なのかもしれない
うぅん、意図的にやってるのかも
些細なことでも、
人によっては些細じゃないから
自分の物差しじゃなくて
もっと広い視野と
何よりも思いやりが大切で
私が言葉遣いを気にしすぎなのかもしれない
期待しすぎてハードルをあげてるのかも
"どうして"を"そうなんだ"にしたら気が楽かもね
#些細なことでも