春になったら桜を見に出かけよう
オシャレをして、お弁当も持って
花粉症だからマスクもつけていこうね
夏になったら花火を見に行こう
浴衣を着て、下駄も履いて
大好きだからわたあめも買って歩こうね
秋になったら、紅葉を見に行こう
スニーカーを履いて、カバンも背負って
食欲の秋だから美味しいご飯も食べに行こうね
冬になったらお家でまったりしよう
今年は沢山出かけて、いっぱいデートして
楽しかった、だけどゆっくりしたいよね
また来年も一緒に出かけようね
次の冬になったら何をしようか?
【冬になったら】
大切な君へ
小さい君が僕の前でコロコロと笑い泣き怒り
沢山の表情を見せてくれたね
小さい背丈が少しづつ大きくなり
比例するように僕は小さくなって行った
泣き虫だった君は、少しづつ泣かなくなった
僕は昔より泣き虫になって来たような気がする
君は家を飛び出し、夢を掴んで旅立って行った
歳をとった僕
大人になった君
君は今 どこへ居るだろうか
どこか遠くで無理をしないように
いつだって想っているよ
僕より
【君は今】
Kissの味は
レモンの味
カルピスの味
つまるところ
例えるなら甘酸っぱいだ
でもそれってキレイ事でしかない
リアルはそんな美しいもんではない
Kissの味は甘酸っぱいって誰が定義した奴は大バカだ
あたしの教えてもらったKissの味は苦くて甘かったよ
【Kiss】
久しぶりに公園に来た
昔は広かったはずの
無限に遊べた、懐かしき遊び場へ
滑り台、砂場、鉄棒
どれもが小さく
今の自分が遊ぶには不釣合いな遊具達
ブランコにそっと座った
昔に比べたら狭くて座りにくい
少し体を揺らしてみる
ブランコが心ともなくギィギィと揺れる
昔は遠くへ行けたはずの遊具
今はどこにも行けない遊具
ブランコから立ち上がり、背伸びをする
遠くへは行けないが、歩いていける範囲なら
きっとどこだって行ける
今日はどこまで行こうかな
【ブランコ】
今日まで待ち遠しかった
毎日毎日明日が恋しかった
我慢を重ねなくてもいい日
わがままになってもいい日
靴を履き、カバンを背負う
バスに乗り、君のもとへ向かう
早く早く、鼓動が強くなっていく
あぁ、君の姿が見えてきた
ただいま
僕自身をあなたの元へ
【あなたに届けたい】