休日の早朝に目が覚めて、モーニングにマックグリドルをテイクアウトする優越感

平日に寝坊して、駅まで走る姿をちびっこに見られる劣等感

素の自分とは気をつかわない自分ということかしら

気をつかわない自分とは果たして自分なのだろうか
不用意なことを言って人を傷つけたりするのは嫌だ
だから平気で嘘をついたりもする
気を使う自分が素の自分でもあるのかもしれない

素の自分なんてそんなに上等なものじゃない
私の好きな作家は正直であれと書いていた
そんなファンタジーみたいなことをまっすぐに伝えるところが好きだ

何の話だっけ？
素の自分とは嘘をつかない自分ということかな
自分で自分にさえ嘘をついたりするから厄介だ
でも自分に正直だから幸せになれるとは限らないとも思う
壁に当たったらその道を選んだ自分のせい
傷つくのが怖いから正直になれない

だからまたあの人の本を探す
いつも傷ついた私を癒してくれる
勇気をもらってまた現実に戻る
あの人みたいに正直になれたらな