7/2/2023, 5:48:15 PM
あれは日差しの眩しい日だったと思う。
なんでか扇風機の前でゴロゴロしては、「暑い」なんて呟いてた。
暑いというか、正確には蒸し暑い。
蒸し蒸しした空気が肌を撫でるかのようにまとわりつく。
……気持ち悪い。
なんでこんなにも汗が出るんだろう。
こんなにも、動きたくなくなるのだろう。
無に還る、というのはこの事か?
何も考える気も起きない。だが、この私は学生の身だ。
つくづくまとわりつく汗のせいで、宿題の用紙も腕にくっついた。
正直まともになんかやってらんない。
でもやらなきゃ。
そんなことを考える土曜日の午後だった。