Hope

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3/29/2026, 5:36:45 AM

        【見つめられると】

       私は人の視線に敏感だった。

       見られていると分かると、

      何か言われているんじゃないかとか
    
      何か気に障ることをしたのだろうか

      とかを考えてしまう。

      人の視線なんて、全て、その人への嫌悪

      に決まっている。

      ある日、また視線を感じた。

      視線の方向を見ると

      男子生がこっちを見ていた。

      また、良くないことが頭をよぎった。

      と、思ったけどよぎらなかった。

      なぜか、心臓がどくどくする。

      なんだコレ。
   

      

3/21/2026, 6:23:04 AM

        【夢が覚める前に】

   私は、女優だ。
   最近は、海外進出もしだし勢いに乗っていると
   自分でも感じる。
   更には、テレビにも出る回数が増え
   雑誌の表紙にも起用されるようになった。
   このまま勢いをなくすわけにはいかないと
   私は疲れていてもとにかく頑張った。
   
   
   そんな事を考えながら、自分のデスクを見る。

    
   あーあ、こんな人になれたらなー。

  
   私はこのいつまでも続くような書類の山の部屋で

   
   おきることのない夢にふけていた。

  
     

3/15/2026, 4:09:06 AM

         【安らかな瞳】

    私はいまだに信じられなかった。
    
    あんな、劣悪で臭い環境で育ってなお
    
    あの子の瞳は輝いていた。

    全く同じ境遇の私は

    もう、目も手も紅い血で染まった。

    私はあこのが羨ましい。

    私はあの子にそのままでいてほしい

    思った。

3/14/2026, 2:22:57 AM

         【ずっと隣で】

       ずっと、一緒にいよう。

     この言葉は、薄れることがなかった。

      私も、ずっと続くと思っていた。

      でも

     いなくなってしまった。

     私にはたどり着けないぐらいの

     先にいってしまった。

   「あんたの好きなシオンでも、見に行こうかね。」
     

3/9/2026, 11:58:50 AM

        【過ぎ去った日々】

私は学校に行く前、必ず鏡を見る。
身なりが気になるかじゃなくて、なんとなく見る。
そこに写っている私は、いつも通りだった。
黒い瞳、黒い髪の毛、制服を着たごく普通の女の子だ。
毎日同じように鏡を見て学校に行ったある日。

私は友達と大喧嘩をした。
私はそのまま感情に任せてひどいことを言った。
それには、友達も唖然としていた。
私は普段からそういうことを言わないタイプだったから。
全部、吐いたあと全力で教室を出て速さを遅くすることなく、走った。とにかく走った。

その後、その友達とは話していない。
高校も離れて、今何をしているのか、そもそもどこにいるのかもわからない。

私は、あとでひどく後悔した。
あの時、「ごめん」ってひと言が口から出ていれば
多分、いや、絶対未来はこんなことにはならなかった。

その次の日の鏡に映る自分はひどく醜く見てた。
恐ろしい、怪物に見えた。
それ以来、鏡を見るのをやめた。

数十年経ったある日、私はふと鏡を見た。
やっぱりやめておけばよかったと思った。

あの時よりも、醜く、恐ろしい何かになっていたから。

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