NoName

Open App
4/28/2023, 3:50:11 PM

お題 刹那
きわめて短い時間。瞬間。
対義語 劫(こう) 、、、当たり前か。

刹那って言葉を最後に見聞きしたのは
たぶんジャンプ系のアニメを見たときだったと思う。
たぶん、HUNTER×HUNTER。笑




20歳から数年、セックスに狂っていた時期がある。
その頃に『君たちみたいな子は刹那的な関係しか築けない』と言われた事があった、確か。
今でいうパパ活の趣味バージョンと言えば分かりやすいだろうか?

若さ故の渇きや、余りあるエネルギーに上限はなく
世界はだいたい自分が望んだ通りに回っていた頃だった。
弁解の余地はない。どう隠そうとしても取り繕えないほど
セックスが趣味だった、としか言いようがない。


当たり前に恋はするけど、
残念ながら『浮気はしたらいけない』とか
『セックスは好きな人としかしたくない』とか、そういう類の概念や観念を持っていなかった。
バレたときに、相手が傷付いたり怒ったりするという想像が出来なかった。

生まれた時から持ち合わせていなかったのか、
17の時に処女を捨ててから段々と失っていってしまったのか、
とにかく“恋人と愛を深める為の行為“には全く興味がなかった。はっきり言えば、全然興奮しなかった。

肌が合う趣味の相手とのそれは、すればするほど良くて、この世の快楽を全て享受した様な気分になった。

相手が男だろうが女だろうが、気持ちよさだけに身を任せ、ひたすら貪り、私はわたしの意志で自分の身体を消費し続けた。



地元へ帰ることになり、それを機にそういう関係も全て切って実家へと戻った。
ちゃんとした大人になりたかった。たぶん、ちゃんと誰かを愛したかったし、愛されたかった。
その後、
『君たちは刹那的な関係しか築けない』という言葉は、時々ふっと頭に現れて、呪いのように私を戒めることになる。











4/27/2023, 11:53:42 PM

お題 生きる意味

生きる意味【人生の意義】
人生の意義または人生の意味とは、人生に目的や意味はあるのか、あるとすればそれはいかなるものなのかという問いである。生きる意味、生きがい、レゾンデートルともいう。 人生の意義については医療科学・精神医学・心理学等といった側面から、さまざまな答え・研究・解析・議論がなされている。byウィキペディア


人それぞれ違うんだろうなぁ。重たいなぁ。
意味なんか見出す暇なく、ただただ生活に忙殺さる事なんかよくある話だし。


生き甲斐もない。責任や義務でやり続けなければいけない事は幾つかあるけど
自分じゃなきゃいけない事なんてこの世にひとつも無いと思う。
だからもしそれを失っても、身を裂かれるほど苦しみはするだろうけど、たぶん死にはしない。


4/26/2023, 2:55:41 PM

お題 善悪

名]善と悪。よいこととわるいこと。また、善人と悪人。「―の区別」 goo辞書


よいことと、わるいこと。

善とは
よいこと。道義にかなっていること。また、そのような行為。

悪とは
正しくない。わるいこと。


善悪かー
正直あんまり興味ないんだよな。

確実に言えるのは
道義にかなった生き方なんかしてきてない。
、、曖昧すぎて。いまいちピンと来ない。

よいことをしようと思ってする訳じゃないし
最初から悪いことをしてやろうと決めてしたこともない。
良いも悪いも、結果そうなっただけ、で。





4/24/2023, 2:48:00 PM

お題 ルール

ルールとは規則や決まりの事

規則とは、人の従うべき準則であり、主に文章によって規定されたものをいう。 なお、規則に定められたものを原則、または本則とも呼ばれ、規則に規定されていない事項については例外と称される。 個別の名称には様々なものがあり、規則のほかに規制、規程、規定、規約、基準、規準などがある。 byウィキペディア

ルールは大きく三つに分ける事が出来る
一つ目は憲法や法律、会社の就業規則や学校の校則などの守らなければ罰則がある公的ルール

二つ目は明示的ルール
法律では決められていないものの多くの人が暮らしやすいように行政やサービス提供者が明示的に示すルールの事で、社会に参加する人たちとして推奨される行動を提示している

三つ目は暗黙のルール
どこにも書かれていないが何となく多くの人が従っているルール。

Weblio辞書より引用すれば、
『口に出して明言しないものの、当事者間の理解や納得が得られているさま。 言葉にしなくても皆が了承しているさま。』らしい。

『言わなくても分かるでしょ?』的なあれ。



昔付き合っていた相手が別れ際に必ずキスをしてくるのが嫌だった。
彼の事が好きじゃなかったわけじゃない。

問題は私の家の前で『舌も出して』と長くながくキスをされる事だった。
恥ずかしいを通り越して、怒りに近い感情で、本当にやめて欲しかった。
それでも目が合ってしまえば、やめて、とは言えなかった。

大丈夫、誰も見ていない。

願掛けのような気持ちで自分に言い聞かせながら、おずおずと口から舌を出す。

後ろめたさと恥ずかしさで一秒一秒が長く感じる。

二階で洗濯物を取り込もうとした母に見られるんじゃないか、
斜め前の家の、よく近所の人とお茶飲みをしてるおばさんに見られてるんじゃないか、不安しかない。
全く集中出来ない。
なんでもいい、早く彼の気がすんで欲しい。



この『別れ際にキスをしなければいけない』という暗黙のルールは
1年後に存外あっさり終わる事になる。
べつの男を好きになったからだ。

それ以来、どれだけ相手が変わろうが
家の前まで送って貰う事を避けるようになったし
実家を出て、県外での一人暮らしを始めたのだった。