10/16/2024, 7:45:26 AM
【鋭い眼差し】
そんな目で見ないでよ。永遠みたいでしょ。
どうせ朝になれば私のこと苗字で呼ぶくせにさ。
10/14/2024, 1:47:27 PM
【高く高く】
高く高く、せいいっぱい
そうやって手を伸ばしても届かなかった君の背に僕が追いついたのはいつだったっけ。
いつの間にか僕の背は君を追い越して、こうして真新しいスーツを着る大人になった。
大きくなったら迎えに行こうと想っていた君はブランドもののスーツを着た僕よりも大きい背の人を連れて帰ってきたっていうのにね。
ああ、どれだけ高く手を伸ばしても追いつけない。
高嶺の花の君は僕にひらりと手を振って微笑んでいた。
10/14/2024, 4:51:44 AM
【子供のように】
シャボン玉を夢中で追いかける君。
その姿が噴水と重なって誰からも見えなくなったから。
僕は思わずキスをした。
次に目を開けたら
君が僕のものになっていることを願って。