もう二度と

私ね、一度別れた彼氏がいたんよ。
男性恐怖症になって、

でもね、もう一度好きになったんよ。

彼もね、私の事、まだ好きって、

嬉しいなー、

もう二度と男性恐怖症になりませんように、

そして、彼のこと、

ずっと好きであり続けられますように、

雲り

「今日は、曇り時々雨です。傘を忘れずに……」


雲は、嫌いだ。
茜を思い出すから。

「忘れたいのに、忘れられない。…呪いみたいだ。」

茜…、俺は、貴方が嫌いだ。


茜の花言葉は、

『私を思って。』

bye bye…

ばいばい、桔梗くん、

悲しい顔、しないで。
貴方には、幸せに、生き、てて欲しい、です…

そう言って、カスミは、空へ旅立った。


カスミソウ、桔梗の花言葉は、

『永遠の愛。』

君と見た景色

君と見た景色は、どんなだっけ？

桜が綺麗で、お花見をした日？
日差しが暑くて、アイスを食べた日？
紅葉が綺麗で、写真を撮った日？
寒くて寒くて、手を繋いだ日？

あぁ、全部、君と見た景色だ。
これからもずっと、一緒に見ていこうね。

手を繋いで

「ねぇ、手、繋いでもいい？」

貴方は、おずおすと手を出す。
とても緊張しているのだろうか？

潮風が僕の頬を撫でさって、日の光が眩しい、
朝の海。

「うん、良いよ。」
そう言って、手を繋ぐ。

貴方は今まで見た中で、一番幸せな顔をした。

「……ごめんね。」

そう言った貴方は、僕と一緒に

暖かい海の中に静かに落ちていった。