過ぎた日を想う
あの日の君を今も忘れることができない
何年もたった今でも、鮮明に、昨日の事のように覚えている
ただずっと君の事を想っている
踊りませんか?
「踊りませんか?」
急に友達にそんなことを言われた
「ませんか?」なんて丁寧な言葉で
普段なら「踊ろう」とか気さくな感じで話すのに
なのに君は緊張した顔で真剣に私に手を差し伸べてそんなことを聞いてきた
びっくりした
あまりにも急だったから
あまりにも真剣だったから
いつもの君からは想像できないくらいに緊張してて
それがおかしかった
でも、それ以上に嬉しかった
だってその言葉は私が初めて君をダンスに誘った言葉だったから
それから何年もたっていたのに覚えていたんだ
でもまさか君からそんな言葉をかけられるなんて想像できなかった
だって私はもう何年も踊ってない
君みたいにキレっキレのダンスが踊れるわけじゃない
でも、君にそんなふうに誘われたら断れないじゃないか
ねぇ、私と
「踊りませんか?」
届かぬ想い
「だいすき」
届けたくても届けれない
4文字をあなたに届けることが出来ない
だってあなたは私の手の届かないキラキラな人だから
列車に乗って
今日は久しぶりに母さんに会いに行く
いつぶりだろう
母さんは俺に会ってどんな反応をするんだろう
驚くかな? 怒るかな? それとも俺の事を拒むだろうか
色々考えてしまう
やっぱり母さんに会うのをやめようか
ずっと考えてしまう
でも今日会いに行かなければたぶん、いや絶対会いに行かないだろう
俺は腹を括った
色々考えたって仕方ない
なるようにしかならない
そう覚悟を決めた時、目的地に着いた
せっかくの列車、全然楽しめなかったじゃないか
外の景色見とけばよかったとかもう色々考えたって遅い
ドキドキを抑えられないまま俺は列車を降りた
遠くの街へ
君は1週間前、遠くの街へと飛び立った
とってもとっても遠い街
僕らはずっと一緒って約束したのに
君は急に僕の元から離れてく
僕の手の届かない、会うことの出来ないとてもとても遠い街に
でも君がいない毎日なんてつまらない
なんでだろうね
君の笑顔 君の怒った顔 君の悲しんだ顔
いつもどんなときも君のことを思い出してる
すぐに会いに行くからね
君は「しばらくは来ないでね」って言ってたけどそれは無理だ
君のいるとこが僕のいるところ
君がいる世界が僕の世界
愛してる
今までもこれからも