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11/29/2022, 11:46:00 AM

#51 冬のはじまりを感じた。病院も少し寒くて、冬を感じた。

 窓の外の世界でしか、冬を感じないと思っていたけど、少し感じた。彼が病室にも来てくれた。お互い、点滴をしていて。

___冬のはじまり

11/28/2022, 10:52:53 AM

#50 病院で、彼女と出会ってしまった。

あの日学校で倒れてから、病院に搬送された。そして、病気がわかった。自分の何も知らないところで身体に危険が迫っていたなんて、、、思ってもみなかった。
ずっと、「生きること」や「死ぬこと」については考えていたことがあったけど。それでも、廊下で急に激痛を感じて、初めてでどうなっているのかもわからなくて、怖かった。
だけど、彼女の言葉で少しは落ち着いて、助かった。

それからずっと入院しているけど、まさか彼女がいるなんて。
前、発作らしきことが起きている時にあったな、と思い出す。
そういうことだったのか?
そう思っていると、勢いよく話してきた。自分に対しての気持ちを。正直、すごく驚いた。だって、同じことをおもっていたから。だから、すぐに逃げようとする彼女を止めた。
「ここで、終わらせたくない。終わらせるなよ」と。

彼女は、泣いていて、自分の死がわかっているように
見えてしまったから。

___終わらせないで

11/27/2022, 12:41:59 PM

#49 死ぬ前に私の思いを伝えないと。

病院内を歩いてみた結果、彼を見つけた。
すごく緊張していたし、
お互い入院着で恥ずかしいかったけど。

緊張で速くなる心臓を落ち着かせて、話しかけた。

愛情を彼に話す。

私が入院していること。彼が入院していること。
わからないことや衝撃を受けるような現実を見るのはやめて、短い時間でいいから、と思いを伝えた。

彼は混乱していたけど、優しくいつもの笑顔で聞いてくれた。
___愛情

11/26/2022, 12:13:02 PM

#48 今日は、微熱でなおさら、きつかった。

まだ、中学生で余命宣告された病気は、死亡率が癌の次に多いと言われる心臓病。毎日、息をするだけで苦しい時がある。
どんどん最期に近づいているのだろうと自分でも感じていた。

それでも、必死に生きている。

まだ10年ちょっとくらいしか生きていないのに、
やりたいことも山ほどあって、
これからやりたいことができそうだったのに。
もう人生が終わっちゃうなんて、残酷すぎて笑ってしまう。

それでも、私はギリギリまで必死に生きる。
「必死」って必ず死ぬ、と書くけど。

生きたいと思う理由があるから。

きっと、今あの人だって頑張ってる。
入院している病院で彼の姿を見てしまった。私が検査に行っている時、運ばれているのを見た…。名前も読んでいて、彼だとはっきりわかってしまった。
いつも見ていた姿とは違ったけど、彼だとは分かった。

彼は、病のせいで変わり果てた私に気づいたのかな。
まぁ、気づくはずないよね。辛い思いをしているのだから…。

微熱のせいで、いつも以上に身体がだるくて何もできない。

このつらさに終わりなんてないのに………。

___微熱

11/25/2022, 1:14:41 PM

#47 私たちは、太陽の下で生きている。

辛いことも沢山ある中で、「命は大切だ」と頭に刻み込んで、必死に生きている。いなくなった方が楽。そう思う気持ちも、もみ消して生きてる。

太陽が昇ってまた、沈む。その繰り返しだった。

病室の窓から、朝日を眺め、夕日を眺める。
この入院が終わるのは、命が終わる時か、残されは時間が一瞬の時か。どちらも良いものではないな…。

そんなことを今さら思う自分に対して、ふっ、と笑ってしまった。私には「残りの命を大切に」と脳に刻み込まないとね…。


___太陽の下

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