9/27/2024, 1:11:36 PM
何もしたくないし、何も見たくない。
誰にも会いたくないし、誰とも話したくない。
一番話したいあなたはもういないから。
雨が窓を叩く音が私の嗚咽をかき消す。
どれくらいそうしていただろう。
気づけば雨はすっかり止んで、雲の隙間から太陽が顔を出していた。
私の気持ちは通り雨のようにはいかない。
9/10/2024, 2:50:34 PM
「ただいま」
何も返ってこない暗闇にそう呟く。
部屋を見渡すと、自分好みではない小物が並ぶ棚。
サイズの合わない服。
使われない家電。
残ったのは喪失感だけ
4/9/2024, 9:51:23 AM
朝目が覚めると、カーテン越しの柔らかい光が目に飛び込んできた。
時計を見ると、時刻は午前6時40分
……休日にしては早起きしてしまったみたいだ。
ふと横を見ると、幸せそうな君の寝顔。
決めた。君を抱きしめて二度寝をしよう。
柔らかい朝日の中で、そっと祈る。
こんな日々が続きますように
これからも、ずっと
4/4/2024, 12:11:38 PM
「俺今度こそ彼女と別れるかも……」
「またその話?そんなこと言って別れたことないじゃん」
授業が始まる前の騒がしい教室で、何度このやり取りをしただろう。
「今度こそ本当にやばいんだって!!」
私の気持ちも知らないで
「何したの?まじで。」
別に仲直りの手伝いなんかしなくてもいいのに
『まじ助かった!サンキュー!!』
とか言って笑う君の顔が見たくて
別に私が君にとって特別な存在ではなくても
君の隣にいられるのなら
それでいい なんて
3/29/2024, 10:26:27 AM
子供の頃、すべての物語はハッピーエンドで終わると思っていた。
そうじゃないと気づいたのはいつ頃だっただろうか。
小説を読むあなたの横顔を見つめる。
どんなお話にもエンドはあるけれど、どうかあなたとの物語はハッピーエンドで終わらせて。