“1年後”
1年後の君は、何をしてるのでしょう?
先輩に告白して、玉砕した頃でしょうか
それとも、そんな勇気のない意気地無しの君は
変わらない日常を過ごしているでしょうか
1年後の君にとってその1年間は、先輩と居られる最後の1年。先輩が卒業しても、傍にいられるように
玉砕覚悟で『特別になりたい』と懇願するかい?
ああ、もう。泣き出してしまいそうだよ
認めたくないんだ
迷惑にしかならない、叶わない、傷つくのは君一人。
馬鹿だよなぁ
傷だらけの君の心で、誰かを愛せるはずがないのに
愛されたい、正式に愛せるようになりたいだなんて
とんだ思い上がりだ
でも、最後の最後に打ち明ける位なら、許されるんじゃなかろうか
もちろん相手がいないことを確かめてから。
“20歳”
大人になるって、なぁに?
成人を迎えること?
お酒を飲むこと?
タバコを吸うこと?
色んなことを我慢すること?
大人って、楽しい?
“やりたいこと”
今日は単純にやりたいことを書くぜよ
ま、所詮叶わん夢の話だし
暇だったら見てってくださいな
生物兵器をつくりたい。
生物兵器っていうかキメラ?
ベースが人間でうさぎの耳で脚がチーターでみたいな…最強の生物がつくりたい。
もしくはめちゃつよ人工知能。
お友達になって欲しい。
もしくはイケメンかめっちゃ可愛い幼女にハカセとかマスターとか呼ばれたい()
延々話聞き続けて欲しい。
まぁ、現実的な話で言えば好きなこと、絵描くとか小説書くとかゲームするとか動物と遊ぶとか。
いつ死ぬかわかんないからね。
楽しめるうちに楽しんどこ。
“朝日の温もり”
ボクは、暗い部屋で目が覚めました。
ボクには、痛覚も、味覚も、肌の感覚もありません。
もちろん、この灰色の部屋以外の景色を知りません。
ですが、ハカセに抱きしめられた時、機体のどこかに、確かに温もりを感じました。
そして、今日。
ハカセと一緒に朝日を見ています。
あの日感じた温もりは、たしかに朝日のような温もりだったと、今、確信しました。
“岐路”
真っ直ぐ前には綺麗な女の人が
後ろに戻るのには顔を隠した青年が
脇に逸れるのには無邪気な笑顔の少年が
目を瞑って、深呼吸をした
目を開けると、彼らは溶けるように消え去った
はやく、はやくと声が急かす
焦らなくてもいいだろう。
直感に従うのもいい。
あえて避けていた道を進むのもいい。
回り道をするのもいい。
どこにも行かないのもいい。
最期は同じなら、思い切り好きなことをする方がいいだろう。