「どうすればいいの?」
これはだめ。
あれもだめ。
それはやめた方がいい。
避けた方がいい。
ねぇ、じゃあ、どうすりゃいいのよ?
私の選択は全てだめで、違うものにしろと言われて。
違うものに変えれば、「よく出来ました」と言われる。
バカみたいだ。その選択は私が選んだものじゃないのに。
息苦しい。生き苦しい。
「意味がないこと」
私は、親を好きになるために、嫌にならないために、
私は普段から親がしてくれていることを
なるべく気づけるように意識している。
「自分はしていないけど変化しているもの」は
全て親がやってくれているのだ。
ありがたいことだと思う。
でも、ダメだった。
きちんと話を聞こう
→矛盾してる時は意味がない
ちゃんと言われたことやろう
→完璧に出来ないと意味がない
親の意見を理解しよう
→どうしても納得出来ず意味がない
まずは自分を変えよう
→環境の変化がなく意味がない
弟の味方になろう
→現実は変わらなく意味がない
何を頑張っても意味はない。全て頑張ってなくても同じ。
親は変化しない。環境は変化しない。弟は変化しない。
変化するのは私だけ。私の心と体だけ。
あぁ、本当に、意味がない。
「もう一つの物語」
認知症の祖母とその孫が和やかに会話している心温まる話と
認知症により刻一刻と変わっていく祖母に苦悩する孫の話。
この2つの話はどちらも同じ時間に生まれ、
同じスピードで進んでいるのに、
なぜだか大人たちは綺麗な話しか見てくれない。
ねぇ、私の苦悩は無かったことにするんですか?
祖母とニコニコ楽しそうにしていたら満足ですか?
ちゃんと見てよ。どちらの話も。
物語は表と裏があってはじめて完成するの。
「暗がりの中で」
気分が理由もなくガクンと落ちる時がある。
まるで、落とし穴に落ちたように突然に。
落ちた先は自分がどこにいるかも分からなくなる暗闇。
そんな暗がりの中で唯一その場を照らすもの。
学校とか、友達とか、自分の好きな物とか、その他色々。
それがどんな色でもいい。
たとえ自分の嫌な色でも、それが照らしてくれるのなら、
私はここの暗闇から抜け出せる気がするから。
「行かないで」
あ、行っちゃう。
そう思った時にはもう遅くて。
自分を伝える言葉はあるのに声が出なくて。
追いかける足はあるのに一歩も動かせなくて。
いつも気付くのが遅くて、
結局自分の願いは言えないままで。
そんな自分が、嫌いだ。