【星に願って】

なんの意味があるの

欲しいものは
願うだけじゃなくて

声に出して
その手を伸ばして

掴みにいかなきゃ　意味がないんだ










あぁ
でも今この空に煌めくものは
きっと　何億もの 誰かの願い

羽ばたけないように
その羽根を奪いたくて
爪を立てた

残る赤い跡さえ
愛おしいって笑ってよ

【君の背中】

遠く....

二人の秘密だ　と
君がつけた痕

指先でなぞって
一人微笑む

【誰も知らない秘密】



同じ場所に
あたしもつけたの

君が眠る
深夜のホテルで

あたししか知らない
その痕を
最初に見つけるのは
君か他人か



襟のある服で
君がつけた痕を隠して

隠さない君を
遠くから眺める



知っているのは
あたし一人だけ

鳥の鳴き声
外を走る車の音
君の鼻歌

確かに耳から流れ込むそれらが
僕を喧騒から遠ざけて

穏やかな　一日が始まる

【静かな夜明け】

僕の奏でる最初の音は
君に届ける　『おはよう』

この幸せな毎日が
ずっと　ずっと　続けばいい