ちる

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9/30/2024, 10:16:53 AM

小さな好きが積み重なる
今日の延長線だから

【きっと明日も】
僕は君を もっと好きになる



重なるたびに
信じたくなるんだよ

きっと明日は
君が僕を 好きになる

9/29/2024, 12:12:16 PM

ボロボロになったキーケースから
外した鍵をテーブルに置いた

あたしがいなくなったら、君は
この部屋を静かだと思うかな

帰ってこない君を
一人待つ時間は ただただ静かで

あたしはこの部屋を
少しずつ嫌いになった

バイバイが響く部屋は
無機質で冷たい



空っぽになった棚の中には
君が使うシャンプーをストック

それらがなくなったら、君は
自分で買い足したりするのかな

待つだけだったあたしが
君だけに送った 独りよがりな愛

君はそれに少しも
気づかないままでいて

バイバイは届かないよね
君は戻らないから



大好きだったの

カーテンやソファの色

朝日が差し込む窓も

君のうたう鼻歌が響くバスルームも



大好きだったのに

【静寂に包まれた部屋】

9/28/2024, 10:41:45 AM

【別れ際に】

前の彼女が選んだネクタイを
掴んで引き寄せて
薄く重ねた唇

見開いた瞳に
笑顔で告げた
「おやすみ」と「またね」

その淡い水色に重ねられた記憶が
あたし色になればいい

9/27/2024, 10:55:54 AM

コンビニで買った
最後の一本の傘

あとから濡れながら来た君は
入口で雨宿り



向こう側の空は
もう明るいけど

露先から落ちる水滴が
間に合うよって背中押す



地面打つ雨音のスピードを
僕の心音が追い越した いま

君に
なんて話しかけようか?

【通り雨】

9/26/2024, 1:29:56 PM

【秋🍁】

肌寒くなった朝に
あたしを抱き寄せた君が笑う
『くっつける季節になったね?笑』

あたしは眉間にシワを寄せて
イタズラする手に指を絡めた

「暑くたってくっついてたのに」



バイバイ、夏
また来年

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