#私の当たり前(2024/07/09/Tue)
私の当たり前はあなたには非常識
だから近頃人間関係が面倒くさくて仕方ない
#街の明かり(2024/07/08/Mon)
まどからの光が温かく映る
ちっぽけだけど そこかしこに溢れている
のきに灯るのは「おかえりなさい」の光
あなたを包む 光
かえっておいでと 呼ぶ光
りんりんと 鈴のようにまたたく光
#七夕(2024/07/07/Sun)
たまにしか会えないのか会えないのがたまにか
なんだか悩ましい どっちかと言われたら
ばけーしょんみたいにワクワクするか
たったひとりになるのが息抜きに思えるのか
どちらも捨て難い なんて
ワガママにも程かある
まったく人の気持ちってやつは……
#友達の思い出(2024/07/06/Sat)
ときどき思うんだ
もしもあの時、あの場所に行かなければと
だいじな事でもなんでもないあの時
ちょっとしたほんの些細なきっかけ
のんきに 何気なく なんとなく行った
おおきな転機はそんな時に起こるらしい
もっと気をつけなきゃいけなかった
いい加減に てきとうに考えていた
でしゃばった事言って友情が壊れてしまった
美しくて儚くて遠くて切なくて
永遠は手の届かない夢
#星空(2024/07/05/Fri)
ほんとうに大丈夫?
大丈夫だから心配しないで目を閉じてて
しゃっこい!何?何?
葉っぱについてた露じゃないかな
ぞわっとした お化けとかいない?
いないよお いてもわたしがいるから
らくじゃないよ 目を閉じて歩くの
手を繋いでたでしょ 着いた!目開けて
目を開けると満天の星が見えた
天の川がミルキーウェイと言う理由がわかる
ありがとう
こんな星空を見るには余計な光はいらない
普段ならそんな暗闇は怖いけれど
あなたがいるから大丈夫
***オマージュ
星空 その2
数年前の大地震では忘れられない事が幾つか起きた。
その中で特に記憶に残ったのが星空だった。
大停電でどこの街も灯りを失い、信号すら消えたまま数日過ごさねばならなかった。
そんなある夜、テレビが見られぬ退屈にふと外へ様子を見に行くと、満天の星があった。
普段ならば見ることが出来ない天の川までが、そこにあった。
不便は停電だけという幸運ゆえの能天気さで兎に角感動に浸った夜であった。