白球を 追ってく瞳 鵙日和
【澄んだ瞳】
嵐が来ようともびくともしないモノとなるには、事前の準備、土台が重要である。
人間も同じかもしれない。結局はどんなことが起ころうとも、対応できる人間は様々な知識のインプットや経験を積んでいる人なのかもしれない。
【嵐が来ようとも】
パリ五輪 平和を吟い 首が飛ぶ
ヒジャブは だめというのか 多様性
待てを無視 常套手段 勝てば良い
【お祭り】
ぼやき:こういう時事ネタって批判的なものしかでてこいないひねくれ者である。でも、今見てるのは野球だ!勝利への一撃!かっとばせーうめの!
一目惚れ 神のお告げは 諦めろ
悪魔の声は 不貞を誘え
夏料理 我天啓を得たりとし
アレンジしては 失敗を得る
【神様が舞い降りてきて、こう言った】
中学時代、10万円を募金した友人がいた。中学生にとって10万円を貯めるのは大変だろうに。
理由は特に聞きもしなかったが、私はよほど不思議そうな顔をしていたんだろう。眉を下げ笑いながら、友人は勝手に喋りだした。
「親に取られるより誰かのためになるほうが良い」
「ずいぶん後ろ向きな募金理由だな」
そんな理由なら自分のために使えよと思ったのを覚えている。私は演劇部なのに表情を作るのは苦手だったので、そりゃあもう呆れた顔をしていたと思う。
「まあ、いいや、ゲーセンいこう」
詳しく聞く方が友人のためなのかもしれなかったけれど、私はいつものように流すことにした。人と深く関わりたくなかったのだ。
それでも、その距離感が好ましかったのか。私の人生において恋愛感情を向けてくれたのも好きだと告白してくれたのも、友人だけだった。
【誰かのためになるならば】